こんにちは!ぽんずです

今回は、前回鳥さんとの信頼関係の築き方について説明しましたが、では次に手乗りにするにはどうしたらいいのか、について解説していきたいと思います!
インコさんを手乗りにするには?

手に乗るというのは、言葉でいうと非常に簡単ですが、鳥さんからしたらすごく大変なことなんです
というのも、鳥さんにとっていいことが起きるのも嫌なことが起きるのも、「手」によるものだからです
手によってむりやり掴まれたり、触られたり。自分の縄張りであるケージにいきなり入ってきたり。
あとは大きくて怖い、というのも、もしかしたらあるかもしれません
そんな鳥さんからしたら恐怖の対象かもしれない手を、まずは信用してもらうところから始めましょう
手乗りにするための記事と一緒に、「信頼関係を築くにはどうしたらいいのか?」についても合わせて読んで欲しいと思います
信頼関係を築きつつ、手に乗ってもらえるようにトレーニングしていきましょう(/・ω・)/


まずは人は「怖くない」と認識してもらおう
まずはお迎えしたての鳥さんならば、ケージ越しにスキンシップをとったり、ケージ越しにおやつをあげてみたりしましょう
他に話しかけるようにしたり、近くに寄ると怖がってしまうかもしれないので、少し離れたところで一緒の時間を過ごすなど、
鳥さんに「自分は怖くないよ」というのをまずは教えていきましょう
手からおやつをあげてみる

ここは、おやつ(ご褒美)が有効ですね
「え?ご褒美?なんかチートみたいで嫌。ご褒美で釣ってるみたいじゃん」
と思われるかもしれません。実際私も思いました(笑)
しかし、精神論だけでは仲良くなるのは難しい…人間も好きな相手にプレゼントを贈ったりして気をひこうとしませんか?それに近いのかな?と私は思います
他に、自分の好きなものをくれる、好きなことをしてくれる人っておのずと好感度が上がりませんか?鳥さんも求愛の時にはダンスをしたり相手に吐き戻しをあげたりしますものね。
そんな感じで、まずは鳥さんの好きなものを手からあげてみましょう
この時、鳥さんから来てくれるのをじっと待ちましょう。自分からここにご褒美あるよ?とか、ぐいぐい近づけていかないこと
まずは鳥さんの自主性を大切に。鳥さん自身が一歩を踏み出すことが大切です
いやなことをする時は「手袋」をはめるのが有効?

ケージに手を入れたら噛まれるとか、どうしても鳥さんを掴まないといけない(薬を飲ませないといけないとか)時には、手袋をしてお世話をするのが有効という話もあります
手袋をはめてる手は、いつも接している手とは別物だよ、いやなことをする手だよ、と認識させることで素手の状態は怖くないよ、とする作戦なわけですね
しかしその場合、、、、今度は手袋をしている手=嫌なことが起こると認識するようになるかも…。一長一短な気もしますね
ちなみに、私は逆に手に乗ってもらうために手袋をしていました。
手を噛まれて痛いので、それに耐えるために手袋をはめていましたね。そのあたりについては後述します
根気強くチャレンジしよう
鳥さんに手に乗ってもらうことは、鳥さんにもよりますが一日で乗るようになる子もいれば乗るようになるまで1ヵ月、3ヵ月、ときには3年…なんてこともあるでしょう
その子の気持ちやペースもありますから、いきなり結果を求めるのではなく、根気強く見てあげて欲しいです
下に書きましたが、実際あんずさんは乗るようになるまで1ヵ月かかっています
「あせらず、あわてず、あきらめず」
こちら、「幸せなインコの育て方」という本に書いてあるフレーズです。鳥さんと仲良くなるには、あせらず、あわてず、あきらめず が非常に大事です
とてもオススメの本です。これからもことあることにオススメすると思います 笑
焦りや慌てる気持ちは、鳥さんにも伝わります。鳥さんにも自分のペースがあるのに、それを無視して早急に結果を出すことはできません
鳥さんの自主性を大切に。自分から手に乗ってきてくれた時のことは、未だに忘れられないくらい感動するものですよ。
オススメの本のご紹介
手に乗ってもらうことについて書かれた本で、オススメの本のご紹介です
「遊んでしつけるインコの本」
こちらに、手に乗ってもらうための練習方法と、そのほかケージ越しに手に慣れてもらう方法、ケージ越しに遊ぶ方法、ケージに戻ってもらうには?など、鳥さんをお迎えしたばかりの飼い主さんが知りたい情報がたくさん詰まっています
ほかにも一緒に遊ぶ方法なども掲載されていますので、放鳥時やケージ越しに遊ぶ遊び方の参考にもなりますよ
是非読んで欲しい一冊です
手に乗ってもらうために~我が家の場合~


ここからは私、ぽんずがあんずさんとしたことについてお話していきますね
その昔書いてたブログから転用してご紹介しますね(苦笑
前提として、我が家のあんずさんは
でした。
①とにかく話しかける
もうね、家に赤ちゃんでもいるのかってくらい、話しかけまくってます
朝は「おはよう」から始まり、ごはん食べる時はあんずさんにも「いただきます」、あんずさんもご飯食べてたら「おいしい?」などなど、とにかく話しかけます!
インコもとにかく構って欲しいので(本に「鳥はエンターテイナーになりたい」と書かれてましたがまさしくそうだと思います 笑)
とにかく話しかけて、人間は怖くないと認識してもらいます
ちなみにこれ、手乗りになってもずーーーーっと続けてます。というか、もう習慣ですね
②ご褒美をあげて慣れてもらう
ご褒美をくれる=怖くない!
ということですね。
最初はケージ越しから始めて、徐々にケージの中に手を入れて、ケージの中で好物がいいです。あわ穂が楽かな?を食べれるようにします。
自分から寄ってきてくれるようになれば大成功!
ケージの扉を開けて、出ないように注意しながら、徐々に手に持った、短く切ったあわ穂を手から食べてもらえるように毎日10分ずつくらいでしょうか、やりました
最初のうちは警戒してるので寄ってきて食べるまで5分くらいかかったりしますが、根気強く食べてくれるまで待ちます
無理そうなら諦める(無理強いはしない)
これを2週間くらい続けて、ようやく自分から寄ってきてくれるようになりました
そうなると今度は扉から手を入れると出てしまいかねないので、エサ入れor水入れの小さい扉から手を入れて、短く切ったあわ穂をあげてました
ここまで来てくれるとケージの中でできることがなくなってしまい、放鳥に踏み切りました。それが家に来て大体2,3週間くらいだったと思います
③放鳥は何か囲いの中で行う

クリッピングしてないので、放鳥すると飛びます(最初は怖がって飛ばないかもしれないけど…)
最初は扉を開けても出てこれず、粟穂で誘導して扉の上まで来たところで飛んでエアコンの上にいってしまい、そのまま30分放鳥が終わったとかありましたね…
しかも鳥さんは最初は上にはいけても下に降りられはしないのです。
ですので脚立に乗ってお迎えに…。手には乗れないのでキャリーケージの上に乗ってもらいました
飛んでしまうとお互いのコミュニケーションをとることが難しいので、蚊帳など狭い空間で、おもちゃなどを使って一緒に遊ぶのをオススメします
(我が家は綿棒や、鈴入りのボールなどを用意しました)
他にもいろんなおもちゃを探してみてくださいね。
そうして人間のそばで遊ぶのは楽しい、人間は怖くない!と認識させます
これを朝晩20~30分くらいでしょうか、行いました
最初は無理のない時間で行うのがいいです。長いと鳥さんも人も疲れてしまうので、お互いいい気持ちのところで終わりするのがいいと思います
また次も遊びたい!くらいでとめるのがポイント
その際に、手からまたあわ穂をあげました。人には寄ってきますがまだ手には乗れなかったですね
放鳥についてはこちらの記事も参考にどうぞ
④噛んでくるインコさんには手袋で対応

インコに噛まれると痛いですよね(´;ω;`)
噛まれると嫌になってスキンシップ取りたくなくなりますよね
我が家は白い手袋をいつもはめて放鳥してました
ですが、教えようにも強く噛まれるから教えようがない…むしろ怖い!ってなっちゃうと思います
なので、まずは手袋をつけて人間側が噛まれても平気な状態にします
その状態でまず手に慣れてもらい、「手は怖くない!」と認識させてから手袋外して人間とのスキンシップを学ばせます
手に乗るようになったら徐々に手袋を外して一緒に遊んでみます
最終的には手袋なしで遊べるようになったらベスト!
他に、お世話をする時だけ手袋をはめて、手袋をしている手は嫌なことをする手、してない手はいいことをしてくれる手、と区別することもいいと言われていますね

今思えば…まず鳥さんが噛む姿勢をとったら手を離すとかすればよかった気がします…鳥さんに悪気はないのでなるべく噛まれない、噛む経験を積ませないようにするのが大事かなぁ…
鳥さんが噛む、鳥さんに噛まれて困っているならばこちらの記事をどうぞ
早め早めの対処が大事です(/・ω・)/
是非読んで知っておいてくださいね


⑤とにかくいいことをしたら褒める!
手袋越しでも手に乗ってくれたら褒める、あととにかく人間にとっていいことをしてくれたら褒めます!
あわ穂を食べてくれた時も褒める、手に乗ってくれたら褒める、褒めます
鳥さんは褒められるのが大好きなので、褒められたことに対する行動は出現率がアップします。とにかく褒めましょう

ちなみに。未だに手に乗ってくれたら褒めております(笑)
「ありがとー」とか、「いい子ねー」と声をかけるようにしています。鳥さんが手に乗ってくれるって当たり前のようですが、鳥さんが手を怖くないこと、手が嫌いでないこと、手が好きで乗ってもいいと思ってくれていること。
毎回奇跡だなと思っています
ずっと乗りたいと思ってもらえる手でありたいものです
⑥最後に

これらを大体1ヶ月くらい続けてようやく手乗りになりました(´∀`*)
とにかく諦めないこと、愛情を持って接すること、根気強く接する、無理強いはしない、たくさん話しかける、できたら褒める
これができれば手乗りになるんじゃないかな?と思います
(飼育経験が浅いのに偉そうにしてスミマセン)

以上です。当時の自分…こんなことを書いてたのね(苦笑)
あくまで私のやり方ですが参考にどうぞ。鳥さんにもよりますし、こんなに苦労しない子もいます
そこは個体差ですから、とにかく根気よく向き合ってくださいね
どうしても手に乗ってくれない、関係をうまく作れない場合
SNS等で鳥友さんに相談してみる、バードトレーナーさんに相談してみる、などがあります
SNS等で鳥友さんに相談してみる場合
難しい話題なので聞いてもらえなくても凹まないことは大事かも。みんなも自己流でやっているので人に説明するのは難しい話でもあります
ただ、鳥友さんはどうやって手に乗ってもらえるようになったのか?その体験記を聞くことは自分の状況を打開する上でのヒントになるかも
バードトレーナーさんに相談する
バードトレーナーさんに相談するのも有効です。悩んだまま時間だけが過ぎていくよりも、思い切って相談した方がいい方向に向かうでしょう
ただし、有料なことと、オンラインで相談する場合は、オンライン環境が整っていないと難しいなどがあります
オンライン環境は、今ならばスマホやタブレットがあれば環境はクリアしていることが多いですね。
悩むより飛び込め!と私は思います…!
まとめ

手乗りにするには?というテーマで解説してみましたが、、、、このテーマって飼い主さんの中で一番重要な(一番関心が高い、やりたい)テーマなのに、飼育書なんかだとサラっと書かれていて、違和感を覚えたものでした
個体差もありますから、初日から手に乗る子もいるでしょうし、反対に手が怖いからスタートの場合もあると思います
いろんなケースに合わせるのは大変だから、サラッと終わってしまうのは仕方ないのかもしれないけど…。私がどれだけ苦労したか、どれだけネットを検索したか…
そんなわけで。私のこの体験記がどなたかの助けになりましたら幸いです
とにかく、「あせらない、あわてない、あきらめず」
鳥さんにも気持ちがありますから、手や人への恐怖心より好奇心や信頼が優った時に、手に乗ってきてくれるんだと思います
それがいつかはわかりませんが、鳥さんの様子を見ながら少しずつ心の距離を縮めていってほしいと思います
どうか頑張ってくださいね(๑•̀ㅂ•́)و