インコをお迎えするのにオススメの飼育書

オススメの飼育書紹介
あんずさん
あんずさん

ボクみたいな鳥さんをお迎えしたい人に、オススメの
飼育書はあるかな?

ぽんず
ぽんず

ありますよー!
飼育書って本屋さんにもなかなか全部は並んでないので知らない本もたくさんありますよね

そんなわけで元書店員で本大好きぽんずが、読みたいテーマごとに本をご紹介していけたらと思います

まず最初に読むべきオススメ飼育書

  1. かわいいインコの飼い方・楽しみ方
  2. 新版 インコの気持ちと飼い方がわかる本
  3. 幸せなインコの育て方 
  4. BIRDSTORYのインコの飼い方図鑑
  5. 漫画で楽しむ インコと飼い主さんの事件簿: トラブル事例から予防、回避術 満載
  6. コンパニオンバードの病気百科―飼い鳥の飼育者と鳥の医療に関わる総ての方々に薦める“鳥の医学書”
  7. 「鳥のお医者さんのためになるつぶやき」

1.かわいいインコの飼い方・楽しみ方

知りたい情報がまんべんなく、きちんと載っている本です。1冊まず買うなら、私はこの本をオススメいたします
(私が最初に買ったのは、こちらの本と「幸せなインコの育て方」だったと思います。2冊とも非常に大切な本です)

特にオススメしたいポイントは、ヒナのお迎えのしかたが書いてある点。ヒナのお迎えで不安な方の質問にもきちんとお答えしてくれていると思います。保温器具の紹介も載っていて丁寧で親切ですね

実は付箋をはさみこむくらい読んでいたようで(恥)
鳥さんの種類がたくさん載っている点もいいですね。飼いたい鳥さんを探しやすいと思います

ぽんず
ぽんず

ちなみに、、、、私はこの本の表紙のブルーボタンちゃんを見て、ブルボをお迎えしようと決めたのでした(本当)

黒い頭に映えるアイリング、青い羽…何度表紙を見てもパッと目がいってしまって。
他のカラーも検討しましたがこの表紙の子が決め手となりました(/ω\)

2.新版 インコの気持ちと飼い方がわかる本

恵比寿で鳥の専門病院を開院されている先生が執筆された本です。
内容としては全体的にまんべんなく紹介されていてます。 私が当時一番参考にしたのは、冒頭に載っているほかの飼い主さんのインタビュー記事!

どんな風に鳥さんと一日を過ごしているのか、お世話の仕方、ケージの置き場所、保温のしかたなどかなり参考にしました。あとお迎えする前のイメージトレーニングにもなりますね

それから、この本をオススメする理由2つ目。

フォージング(フォレイジング)について掲載されていること。
フォージングとは、鳥さんが退屈しないように採食行動をすることでQOL(クオリティオブライフ、生活の質) をあげようというもの。
こちらのアイディアについて詳しく掲載されているのが個人的にとても大きいです。

3.幸せなインコの育て方 

私はこの本がとても大好きなんです。というのも、鳥さんの飼育方法についてだけではなく、鳥さんがどんな生きものなのか、何を大切にして生きているのか、鳥さんと遊ぶってどうしたらいい?などの鳥さんと暮らす上で大切な「概念」について書かれているからです

飼育するだけなら極論、水と餌だけで足りるかもしれませんが、一緒に暮らす以上それ以上に鳥さんてどんな生きものなのか知ることが大切だと思うんですよね。
そういう知識や一緒に暮らす上で知っておきたい「マナー」、「心」、「生態」について最初に知っておくことは非常に大事と考えます

特に、44.45Pの「インコの成長と発達」のページは必見です。鳥さんも人間の子どもと同じように成長していくのだということは、ぜひ頭に入れて欲しいと思いますね

4.BIRDSTORYのインコの飼い方図鑑

イラストが入っているので読みやすく、細かい部分までしっかりと書かれています。
鳥さんの病院を選ぶときの注意点、鳥さんとお出かけするには?鳥さんの保温の仕方など、知ってほしい知識が満遍なく収録されています

5.漫画で楽しむ インコと飼い主さんの事件簿: トラブル事例から予防、回避術 満載

タイトルや表紙からはわかりませんが、鳥さんと暮らす上で非常に大切なことがたくさん詰まっている本です。
鳥さんと暮らしていくにあたって、人と鳥、別の生きもので意思疎通が難しいこともありますよね。

鳥さんと一緒に暮らす上で、どうしたらこちらの考えを鳥さんに伝えることができるのか、逆に鳥さんは何を考えているのか。
そういう「トリさん語」じゃないですけど、それを理解するのに必要というか、読んだ方が鳥さんとの暮らしがもっと豊かになる本です

  • 例えば、鳥さんは手をおもちゃだと思っているので噛みたい。でも人側は噛まれたくない。
  • 鳥さんは大きな声で鳴きたい、でも人側は大きな声で鳴いてほしくない
  • こっちは「ダメ!」って怒ってるのに、鳥さんに全然伝わってない上、もっとたくさんいやなことをしてくるようになった…

など、考え方の違いで困ってしまう場面ってたくさんあると思うんです。
そういう困ったときに、鳥さんは何を考えているのか、逆に飼い主として私たちはどうしたらいいのか、その概念を丁寧に説明してくれています。

本の後ろの方に載ってる、「本当にあった怖い話~診察室から~」という項目も、お迎えされる方ならぜひ知っておいてほしいことが満載です。

  • 油のなかに落ちてしまった文鳥さん…
  • ぽっちゃりなセキセイインコさん…
  • 低温やけどのコザクラインコさん…
  • お風呂に入れていたオカメインコさん…

など、実際に 病院に来院された鳥さんの話が載っています。
実際に一緒に暮らしていく上で、こういった事故が起こる可能性は知っておくことは非常に大切だと思います。
オススメの本です

6.コンパニオンバードの病気百科―飼い鳥の飼育者と鳥の医療に関わる総ての方々に薦める“鳥の医学書”

鳥さんを飼うなら必携の一冊!
鳥さんの病気について詳しく書かれた本です。

「うちの子、病気かな?」「病院で〇〇って病名を言われたけど、それってどんな病気?」など、鳥さんの病気について気になった時にパッと見られるように持っておくと大変役に立ちます

あと個人的には、カラーで病気の子のフンが掲載されているページが役に立っています
このフンの色は正常か、異常か、不安になった時にそのページを開いて確認しています

2021.11.18追記  7.「鳥のお医者さんのためになるつぶやき」

「鳥のお医者さんのためになるつぶやき」をオススメします

鳥さんのお医者さんとして有名な「横浜小鳥の病院」の院長先生が書かれたご本です

普通の飼育書には載っていないような細かい情報も満載で、セカンドオピニオンについてや鳥さんの「運動」のこと、シードの栄養価、鳥さんの水浴びについて、豆苗は発情するからよくないと言われているけど本当?、ヒナにはフォーミュラがオススメ、複数羽飼いなら同種がいい、鳥さんのストレス(常同行動)についてなど、内容は多岐にわたります

鳥さんを飼い始めたばかりの方も、そうでないベテランの方も、読んで損はない内容ですのでオススメです。基本的な飼育についての本だけでなく、こういった副書的なものも読んでおくと、役に立ちますよー

中型、大型インコ、オウムなら

中型インコなら「中型インコ完全飼育」

中型インコの種類、飼い方についてしっかり書かれています
こちらの本と、上記に挙げた本の何冊かを買われることをオススメいたします

大型インコ、オウムなら

大型インコ、オウムをお迎えされるなら大きなインコとオウム飼いになる「大型インコ完全飼育」が参考になるかと思います
悲しいことにあまり本が出てないのが現状です。

お迎えされるならば、ろう飼い主さんの「いたずらオウムの生活雑記」を読まれることを オススメいたします
全部で5冊発売されています(最初の方は書籍での販売が終了していますので、古本か電子書籍となります…)
タイハクオウムの「ろう」くんとの生活は、大型の鳥さんと暮らすシミュレーションになるでしょうし、生活はどんなか、楽しいこと、困ったことなど非常に参考になると思います

その他

他に、「インコ: 住まい、食べ物、接し方、病気のことがすぐわかる! (小動物☆飼い方上手になれる!)」 「セキセイインコ: 育て方、食べ物、接し方、病気のことがすぐわかる!」「オカメインコ完全飼育」 などいろいろ出ていますので、お迎えされる鳥種の専門の飼育書が出ている場合にはそちらも読まれることをオススメします

専門書が出ている鳥種はセキセイインコ、オカメインコ、ラブバード(コザクラ・ボタン)、文鳥が出版されているようです。

他にお迎えを検討されているなら、実際に飼育されている方のブログやツイッター等のSNSが非常に参考になりますのでオススメです

お迎えされて苦労したことなど「生の声」は非常に貴重です。そういった話も読んでから、どの子にしようか、実際飼うとしてうちで飼えるだろうか、など検討されるといいと思います

どんなインコ・オウムがいるのか知りたい

世界のインコ

コンパニオンバードを中心に掲載された本です。100種類ほどのコンパニオンバードが掲載されているようです。

恥ずかしながらまだ所持していませんが、 以前本屋で見たときはその掲載されている鳥種の多さに圧倒されたものです。 コンパニオンバードの写真が見たい、種類が知りたいということならこちらの本がオススメだと思います

最後に

お迎えにオススメとたくさんの本をご紹介してしまいましたが、その理由は、どの本もそれぞれ載ってる情報が少しずつ足りないのです(ページの制約もありますしすべてを載せるのは難しいと思います)

なので読む側の私たちが、少しずつその情報を補うために何冊かの本を読む必要があると、私は思っています
オススメは基本の飼育書を3冊くらいと、「 コンパニオンバードの病気百科」 ですね。
あとできるならば「漫画で楽しむ インコと飼い主さんの事件簿」を読んでいただけるといいと思います

鳥さんをこれからお迎えする方に、少しでも参考になったら幸いです。
他の飼育書に関しては他の記事にてご紹介してますので、併せてそちらも是非どうぞ

タイトルとURLをコピーしました