あんずヒストリー 後編

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プロフィール

こんにちは、ぽんずです

ぽんず
ぽんず

あんずさんをお迎えして苦労した話後編です。本当にいろんなことがありました

前編はこちら

あんずヒストリー

生後半年~2歳までの話

発情

お迎えして2カ月、生後5ヵ月から発情が始まりました
最初は興奮してダンスを踊るだけでしたが、これが意味がわからなくて放鳥時間の30分間踊りっぱなしとかありました…

そのあとテントに向かってスリスリするようになり、吐き戻しとスリスリからオスだと判明しました(ラブバードはオスメス共にスリスリも飛行機ポーズもとることがあるので、オスメスがわからない場合は雌雄判定の遺伝子検査をオススメします、病院によりますが大体5000円前後のようです)

それからは一日中スリスリスリスリ…放鳥してもふわふわした布を探してはスリスリ…私はこれを「人生の春」と呼んでいますが本当に人生の春ですよ

ちなみに怒ってもスリスリするし、本当に、本当に大変でした。
スリスリできないようにテントを撤去したら今度は止まり木でするので、それならばテントでしてくれってテントを設置してましたね…

吐き戻しではあまり悩みませんでした。というのもケージ内で吐き戻しをすることがあまりなかったからです。放鳥時に大好きなおもちゃと私の指に吐き戻しをしていたのでふき取るので済んでました(吐き戻しをする場所にビニールカバーを敷くなど対策は必要でしたが)
量的にはけっこうな量を吐き戻ししていましたが、都度ふき取っていたしあまり気にしてなかったですね

人生の春が落ち着いてきたのは2歳すぎてから。2歳半すぎた頃には大分落ち着いたかなと思います
それでも一日1スリスリは絶対なので今でもそれは続いています

以前は興奮しやすくてすぐ興奮からスリスリに至ることも多かったのでそれに比べたら大進歩です

明けない夜はないと思いましたが人生の春は非常に大変だということをここに記しておきますorz ちなみに無理に抑制しようとしたら(というか到底不可能だと思いました)、毛引きや自咬まっしぐらだと思います

オスの発情についてはセキセイインコは精巣腫瘍になる確率が高いので抑制が必要ですが、他の鳥種で精巣腫瘍はどうやらあまり例がないようで検索しても出てきませんでした

だからいいわけではないですが、我が家は発情に関してはほとんどそのままです。上にも書きましたが人生の春を止めるなんてとてもじゃないけど不可能だと思いました
あくまで我が家の話なので発情でお悩みの方は獣医さんに相談してみてくださいね

性成熟期(反抗期)

1歳すぎた頃に突然何もしていないのに手を噛むようになりまして。本当に理由なんてどこにもなく、手がそこにあったから噛んだと言わんばかりに噛まれまくりました

それなのに一緒に遊びたがり、放鳥時間じゅうキャッチボールに付き合わされたこともありました。
そんな日々が3ヵ月続きまして。
放鳥のたびに噛まれるのでノイローゼになっていました
3ヵ月過ぎたある日、突然手は噛むものじゃない!と言って手を大事に尊重してくれるようになりました(笑)

反抗期というのは、性成熟期のことで身体の成熟と心のバランスを崩した時期を言います。人でいうと中学生、高校生くらいの感じでしょうか。自分でもよくわからない苛立ちや気持ち悪さを感じているのだと思います
大型の鳥さんだと大体3歳くらいで来ると言われていますが、自我も目覚めるので人に対する好き嫌いも出たりするようです

本人もつらいと思うので、一番いいのはそっとしておくこと。無理に干渉すると余計にこじれますのでそっとしておくことが大事だと思います

あと、幼鳥の頃はカキカキさせてくれたのに、なんか大きくなった(生後3ヵ月以降)らカキカキさせてくれない手を嫌がるようになった、これって反抗期じゃないの?とかも聞きますが(安易に反抗期っていうのはよくないなぁと思っておりますが)

反抗期ではなく人間でいう「イヤイヤ期」だそうです(参考:幸せなインコの育て方)

鳥さんの最初の自我が目覚める時期です。挿餌も終わり、最初の自立期なんだと思います。野生ならば親について狩りを教わったり飛び方の練習をする頃なのかもしれませんね。なので親に甘えてばかりではいられないのではないでしょうか

なので安易に反抗期と決めつけず、「大人になったんだなぁ」と成長を受けれる心が大事だと思いました

呼び鳴き

1歳をすぎてからですかね、呼び鳴きに悩んだ日もありました

人を呼ぶときは大抵構って欲しい時なので呼ばれたらその都度構っていました。
呼び鳴きは無視するのが一番、なんて言いますが呼び鳴きというのはコンタクトコールなんだそうです。姿が見えなくなった仲間に、「どこー?」とか「無事ー?」と呼び掛けているのだとか。

それなのに私たちが対応してあげなかったら、鳥さんはもっと不安になりますよね。なので無視すればいいというのは本当は違うと思うのです

むしろ「いるよー」とか返事を返してあげえば安心するでしょうし、人側も無視をするという辛い苦行に耐えなくて済みます

あと、呼び鳴きに対しては鳴いていい音量を教えてあげる、鳴く以外にたとえばベルを鳴らしたらケージに寄る、構うなどルールを決めてあげることも大事だそうです

我が家だと、エサ入れの扉をクチバシで押し上げて落として「ガシャン」と音を立てたら声をかけたりケージに寄るようにしています。これはそういう共通の「合図」ですね

呼び鳴き=悪 ではなく、鳥さんにも構って欲しい時に呼んでいることもあれば姿が見えなくて不安で鳴いているときもあることは是非知っておいて欲しいです

そのほか

これは苦労ではないですが、あんずさんをお迎えして鳥さんの知識はなんでも得ようとずっとネットを検索して見つけた記事を読んだり、本を買って読みまくったり、ツイッターで気になる人をフォローして参考にしたり、セミナーに参加したり、とにかく情報を得たくてあがいていましたね

あと鳥専門ショップに行ったり鳥用品もいろいろ買って試しましたしペレットも大体試しましたしシードも新しいものを見つけたら買ったりしていました

言ってしまえば好奇心の塊でしたが、そこから得たいろんな情報は私の中で生きていて、それを発信するためにこのブログを書いているのだと思います。私が悩んだこと、つまずいたこと、いいなと思ったこと、後悔していること…

いろんな得たことが、これからお迎えする、お迎えした方のお役に立ったら幸いです。そして少しでも私のように悩む人が減ってくれたら嬉しいです

現在のあんずさん

では現在のあんずさんはどうかと言いますと。

「ラブバードは2歳まで大変」なんて言葉があります。実際2歳までは非常に大変でした。
あんずさんは基本的におこりんぼなんですが、それも2歳をすぎてからは徐々に治まってきて穏やかになりました

呼び鳴きに悩んだ日もありましたが、今はあまり呼び鳴きしませんね。在宅で仕事をしているので基本家にいますが、パソコンに向かっているときは構ってもらえないとわかっているらしく、静かにしています

エサ入れの扉をガシャンとしたら、構っての合図なので声をかけるようにしています。あとはこちらの行動パターンを把握しているのでお昼の時間前は少しうるさくなります 笑

以前はトイレに入った時は目覚ましのアラームのように呼び鳴きの音量が大きくなっていましたが最近はあまり鳴かなくなりましたね
家にいるってことを理解しているのか、別にいてもいなくてもいいと思っているのかw

体重も安定していますが代謝が落ちたようで以前は8g食べられたものが今は4~5gになりました。これは大きな変化ですね

発情に関しては病院で「オスは年中発情してるからねー」と言われましたが実際その通りで毎日スリスリを1回しています。
吐き戻しはだいぶ減って今はあまりしないでしょうか。スリスリに関しては毎日しているという子は多くて、ラブバで8歳でも元気にしていると聞いたことがあるのであまり気にしていません

お迎え当初はずっと鳴いていて困った鳴き声も、今ではすっかり静かで私の方がたまに「いるよね?」って確認するくらいです 笑

あとすごく甘えるようになりました
放鳥すると以前はカキカキより遊びたい!ちょっと触らないでよ!って感じでしたが今はカキカキして~!っていう頻度がだいぶ上がりました。
あといつも背中にほほを当ててピトってしてるんですけどそれを好むようになりましたかね。スキンシップを好んでベタベタするようになったと思います

今までの信頼貯金の賜物なのかもしれません。
若い頃の方がスキンシップを嫌がるのでさみしい思いをしていましたし、他の方からもそういう話を聞くんですけど、やはり「果報は寝て待て」ということなのかなぁと思っています(/・ω・)/

無理に触ろうとせずその子のしたいようにする。そうすればおのずと道は拓けるのかもしれませんね

お迎えしてどうだったか?

大変な話ばかりをまとめてしまいましたが、あんずさんをお迎えして、人生が変わりました
これは本当に、本当にそうなんです
人生が豊かになりました。大好きだった旅行に行けなくなったことは痛いかなと思っていましたが、旅行に行けなくても一緒にいられるだけで十分楽しく幸せです

生活リズムも変わりました。規則正しい生活を送るようになりましたね

あと、先にも書きましたが鳥さんについて調べるのが非常に楽しくなり、あらゆることを知りたくなりました。そしてこうしてその知識を誰かのために役立てたくなりました

鳥友さんができました。同じく鳥さんが好きな方とのたくさんの素敵な出会いがあり、これは私の世界を大きく広げてくれました

今まではオタクの世界で生きてきて、それも楽しかったですが新しい世界が広がったことでもっと人生が豊かになったのを感じています

鳥友さんに会いたい、セミナーを受けたいなどの理由からフットワークが軽くなりました。いろんなところに一人で行けるようになりました(今まではね、行けなかったんですよね…/////)初めて一人で新幹線に乗りました 笑

そんなたくさんの素敵な出会いや体験を連れてきてくれたあんずさんにはとても感謝をしています

よくもう1羽お迎えしないの?と聞かれますが。
本当はお迎えしたかったですがあんずさんにそれが逆にストレスになってしまったら、と考えて、結局1羽のままです

このまま大事にあんずさんとの暮らしを自分の中で受けとめて暮らしていこうと思っております

まとめ

今までのあんずヒストリーをバーッと書いてきました。本当はここに書ききれないくらいいろんなことがあったのですが、私が印象に残っていて大変だった話を中心にまとめました

鳥さんを飼うことの大変さをわかっていただけたでしょうか?笑 

かわいいだけでは飼えないのだと私自身痛感いたしました
悩みも尽きないしどうしていいかわからず、その都度SNSにて多くの方に助けていただきました

現在4歳ですが、飼いやすさとしては今のが圧倒的に「飼いやすい」です
犬や猫でも子犬の頃が一番大変ですものね。それと同様に鳥さんも雛や若いころが一番大変なんだなと思いました

安易にヒナからのお迎えがいいのかと言えば、そうではなくうまく関係を築きやすい成鳥からのお迎えもありなのかもしれない、と今は思います

あと、鳥さんの性成熟期は本当に人(鳥)が変わったようになります。
繁殖への欲求は小型の鳥さんが顕著に強く、中型大型の鳥さんもありますが小型の鳥さんほどではないように思います。なので中型大型の鳥さんの場合は発情の芽を育てないようにすることが大事なのではないかと

小型の鳥さんは発情させないように持っていきたいですが至難の業なのでみんなで知恵を絞って頑張ろうとしか言いようがないですね(あと個体差も大きいです)

鳥さんを飼うのは、どこまで飼い主として頑張りたいかにもよるとは思いますが、大変です。しかしそれを人と共有することで乗り越えられることもあるし、鳥さんと一緒の生活がもっと充実すると私は思っています

あとこうして大変だった記録を残すことで、どなたかの助けになりましたら嬉しいです
長くなりましたが読んでいただきありがとうございました

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