鳥さんと暮らすということ ~小話 その① バードトレーニングと出会い~

雑記、日記
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こんにちは、ぽんずです

たまには小話的なのもいいかなと思いまして、書いてみることにしました

鳥さんと暮らすということ

鳥さんと暮らすということ。

お迎えのきっかけは、学生の時飼ってた文鳥が忘れられなくて、鳥飼いたい欲があるとき爆発して、「飼わないとしぬ!!」くらいに思ったからでした

鳥さんはかわいいです。特にSNSで見る鳥さんはとても可愛い
SNSで見るような楽しい生活が実際にできると心のどこかで思ってたのかもしれません

実際にお迎えしてみて、「あれ?手に乗ってもらうってどうしたら?」「ケージに戻ってもらうのってどうしたら?」「噛みつきがひどい!どうしたら!」
という壁のような何かに当たりました
壁なんて生易しいもんじゃないですよねw え??SNSで発信してる人達みんな出来てるじゃん。どうやったの??ですよ

他にも壁と言ったら「保温ってどうしたら、ケージレイアウトってどうしたら、うちのケージもしかして小さい?お迎え健診行かなくちゃ~病気発覚~!」などもありましたが。
こっちは用品をそろえればなんとかなります。病院も行けばなんとかなります(病気は治りました)

手に乗ってもらうのはケージの中におやつを差し出して、ひたすら食べてくれるのを待ったらなんとかなりました。
しかし、ケージに戻すのと噛みつきはどうにもなりませんでした。あと発情

調べてみるとトレーニングなるものがあり、それをすると「鳥さんが自発的に」ケージに戻ったりキャリーに入ってくれたりするようだとわかりました

「自分から…ケージに戻る?噛みつかない鳥がいる?」
「それって…どうやって…?」

好き勝手している鳥さんが、自分からケージに戻るなんて…
あれをどうやって自発的にケージに入ってもらったり、噛みつかせなくするんだ…?
今まで無理やり戻せばいいんだと思ってたけど、どうも違うっぽい。

日々激しくなるあんずさんの怒りを見ながら、皆目見当もつかず絶望感のような気持ちを味わったことは忘れられません

今なら意味がわかるしどうすればいいかもわかるけど。

当時の自分には見当もつきませんでした。特に今ほどオンラインで何かすることが発達していたわけでもないし、まだ対面が主流だったのでオンライン上での情報が少なかったんです

なんでも興味のあった自分は、とにかくやってみようとなりました

鳥さんと暮らすということ~トレーニングしてみる~

あさイチで、「鳥さんがTVに出る」という情報を見て、「鳥さんが出るなら見る!」ってテレビを見たら、ALETTAの石綿先生と、オカメインコのばど美ちゃんとシロハラインコのオレオくんとセキセイインコのポリーちゃんが出ていました

そこで初めてトレーニングを知り、そこから自分もやってみたいとなりました。

トレーニングをすることは、鳥さんとの暮らしに欠かせなく、適切なアプローチをすることによって、問題行動の解決が見込める、ということがわかってきました

鳥の生態を知り正しく飼育すること、上手な付き合い方を実践することでお互いに意思疎通ができ、楽しく暮らせるようです

当時は(今もだけど)、情報源としてひたすらに本を読んでいたので、コンパニオンバードのバックナンバーに掲載されている海外の鳥雑誌に掲載されている話を翻訳した記事は非常に勉強になりました

性成熟期して手に負えないオスのボウシインコの神話に挑む(コンパニオンバードNo.6 117P)」「鳥を罰してはいけないわけ(コンパニオンバードNo.4 115P)「古い習慣を断ち切ろう(コンパニオンバード No.11 110P)」ほか、当時の自分には非常に魅力的な話がたくさん載っていました

当時はあんまりトレーニングの情報がなかったどころか、どちらかというと風当りが強かったのであまり情報がありませんでした
トレーニングに対するネガティブな言葉も見られましたし、トレーニングの情報も当時では最新なんだけど、それでも完全とは言えない情報だったので鳥さんによっては当てはまらなかったり、説明がわかりにくかったり、いろいろありました(;´∀`)今は本当にいい時代だよ…

まぁちょっとやってみるかとやってみたけど、、、、その方法で合ってるかがわかりません。完全自己流でしたし
(SNSや本などでやり方の情報を仕入れた上で行いました)

最初からうまくいったわけではなく。やってく中でいいこともあったし失敗もありました
とにかくなんでもやってみようとやってみました

今思えばあんずさんにたくさん負担をかけたり、嫌な思いをさせたと思います。
それなのに現在こんなに親しくしてくれる姿を見ては言葉にならない思いがこみ上げてきます

トレーニングをやってみつつ、石綿先生やTSUBASAさん等のセミナーに参加して鳥さんとのコミュニケーションやトレーニングについてたくさん勉強をしました

参加するごとに、「行動から感情を読みとる」ということの意味を理解していき、「鳥さんにやさしくする」ということの意味をだんだんと理解していきました

「鳥さんにやさしくする」ということの意味

「鳥さんを従えさせるのでも、何かを無理にやらせるのでもなく。自我のある一つの生きものとして尊重してあげること」

が大事なのだと、気がつきました

自我があるからこそ、いい時はいいって言うし、嫌な時はイヤ!って言うし
考える頭があるから、退屈はつまらないし楽しいことがなければ自分で楽しいを
探しに行くし

鳥さんを「観察」すれば、鳥さんがどう感じているかわかると言われて。最初は全然わかりませんでした
徐々に知識がついてきて、ようやく意味がわかってきました。知識が実際に理解できた時のあの喜びは今でも覚えています

「鳥さんが来てくれるのは、来る理由があるから」
「鳥さんが来てくれないのは、来る理由がない、またはそこにいる方が楽しいから」
「鳥さんに選択肢を与えること。手に乗らない選択肢、乗る選択肢。ケージに止まり木もいろいろ入れて、好きなところにとまれる選択肢」
「噛みつきには理由がある。前後に何が起こったかよく見ること。何かを得たか何かが遠ざかっているはず」
「噛みつく前に、ちゃんと予備動作がある。ゆっくり手を鳥さんの前に出せばその予備動作に気付ける」
「鳥さんとの信頼貯金を貯めなさい。貯めておけば大きく嫌なことがあって貯金が減ったとしても、残っていればまた貯めることができる」
「疲れた鳥はいい鳥」 「問題が起きた時はまずは環境の見直しを」
「予測できるということは安心につながる。何かをする際は声かけをして、これから何が起こるかを予測させることもやさしい行動といえる」
「鳥さんが嫌というそぶりを見せたら、それをやめる、スッと手を引く。自分(鳥さん側)のして欲しいことが相手(人)に伝わるということは、とてもパワフル」
…などなど

自分の頭の中で違う意味に変換されたものもあるかもしれないけど、これらのヒントは一緒に暮らす上で常に思い出します。もちろん今でも

丁寧に観察して丁寧に接すれば、鳥さんはそれに応えてくれます。
ああ、コミュニケーションって、こうするんだ、と日々感じていることです

トレーニングの意味 「トレーニング=コミュニケーション」

ここまでで「トレーニング」というワードを出して話を進めてきました

途中からトレーニングの話なんだかコミュニケーションの話なんだかよくわからなくなりましたが。

実のところ、「トレーニング」というワードの中に、「鳥さんに行動を教えるトレーニング」と、「コミュニケーション」という2つの意味が入ってます

え?ってなりますよね 笑

行動を教えるということは、
「相手をよく観察し、相手の気持ちを理解する努力をし
(本当に理解はできないので表面上なんとなくだけど)、
その上でコミュニケーションを取りながら共に成功体験を積み重ねていき、行動を定着させていくこと」
です(あくまで個人の意見です)

なので広い意味で言うと、「トレーニング=コミュニケーション」なんです。
これもペットと動物園などの動物に教えるのとで「トレーニング」の意味って変わってくるんですけど。
今回はペットの鳥さんを対象にしているので「トレーニング=コミュニケーション」ということで

そんなわけでバードトレーニングをする上で、まず大事なのは「愛鳥を知ること」。そのためのヒントを応用行動分析学の理論を使って探っていこうという感じですね

鳥さんの問題行動が起きてしまうのは、いろいろ理由があるのですが
(運動が足りない、楽しみが足りない、興奮、発情、飼い主とのコミュニケーションミスなど)、
では何が理由なのかを探り、その理由を解消できれば問題行動はなくなる。

そのためには相手を知ること、結局それがコミュニケーション、ということなんですよね
自分が追い求めていたものは、それだったのだと最近ようやくわかりました

ぶっちゃけトレーニングって面倒くさくない?

人に「トレーニング楽しいよー」って言った時に、いつもこれ思ってしまいます(えっ)

やって欲しいことを教えていく前に、鳥さんに覚えてもらう最初のルール的なものがあります(チャージングや手からおやつをもらえることなど)
ここがまずできないとなので、ここから始めてやっとタッチゲームに入っていけるんですけど。

工程としてはこんな感じ

まずはクリッカーに慣れる→手からおやつが食べられる(またはスプーンなどから食べられる)→チャージングの練習→チャージングができる→タッチする対象に慣れる→タッチの練習する→タッチできる→タッチゲームができる

工程が…多い…遠い…苦笑

いろいろすっ飛ばしてできないのか、と思われるかも。実際にはすっ飛ばすことは可能です。
でも、丁寧にやった方が後々のためにいいんですよね

では実際に工程が多くて遠い、面倒なのかと言いますと。
北風と太陽の話がわかりやすいなーと思ってまして

北風がどんだけ強く風を吹いても旅人はコートを脱がないけれど。
太陽が暖めたらコートを脱いだ

即効性が欲しいからつい北風になってしまいがちだけど、一見遠回りのように見える太陽になってみたら近道だった、ってこと、あると思うんです

「急がば回れ」ってやつ

あれです

相手を尊重するって面倒なんです。命令した方が楽なんです。
でも、尊重した方が人間関係も円滑にまわるし相手も自分を尊重してくれるし、信頼関係も出来てきて嫌なお願いも聞いてくれちゃったり、先回りして仕事しておいてくれたり。

尊重した方がいろいろとうまく行くんですよね。そんな感じです

あとはトレーニングに関しては一緒に何かするって楽しいので面倒も苦にならなかったりします。遊びと思って毎日ゆっくりやってくといいです
そのうち できた!が増えてくると楽しくなる。できた!が増えなくて楽しくないならば、一度トレーナーさんに相談することをオススメします

やってみた結果

あんずさんと非常に良好な関係を築くことができ、困ったことも悩むこともなく、日々を大変楽しく過ごせています

適度な距離を保ちつつ、お互いに依存しすぎることもなく。人が部屋にいようがいまいが関係ないです 笑

噛みつきももうほぼないです。人側が嫌なことをしなければまず噛むこともないです

発情も年齢と共に落ち着きました(発情についても今ならもっと的確なアプローチができたに違いないとちょっと後悔してる部分はありますが、今だからわかることなので仕方ない)

本当はもっと「鳥を飼うって大変なんだよ」って話になるはずでしたが、書いていくうちにこんな話になりました 笑

だんだんと「鳥を飼う」から「鳥と暮らす」に変わってきた気がします。鳥さんの感情豊かで自己主張が激しい様子に最初は感動しました。そして戸惑い衝突しました

自我を持った存在が家にいるということに感動し、私は親ではないから「飼い主」だけど、気持ちは「小さな隣人」「小さな家族」って思ってます

(人が住む)お家の中にお家(ケージ)があるから、「小さな隣人」「小人さん」
小人さんとの日々のコミュニケーションが、嬉しく、楽しいです

最後に

最初の頃は一緒に暮らすのが大変というか、噛みつきと興奮が酷すぎて怒鳴ったりキレたり鳴き声にノイローゼになったりいろいろあったんです
私は「よくない飼い主」だったんです。あんずさんが「悪い鳥」なのではなくて、私が「悪い飼い主」だったんです

それを「トレーニング」の知識が変えてくれたって話です

トレーニングを学ぶと世界が変わりますよ。自分はバードコミュニケーションについて学ぶのが好きでずーーーーっと学んできてて。
そんな自分のルーツやトレーニングってなんぞや?とか、いろいろ解説してみようかなーって思って書いてみました

鳥さんとコミュニケーションがとれるって、嬉しい楽しい。多くの人がこの喜びを知って欲しい。
そう日々願っております

おしまい

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