こんにちは、ぽんずです
今回は鳥さんの日光浴について。
今回は日光浴するにあたり、どこに気を付けたらいいのかについて解説していきます(/・ω・)/
鳥さんの日光浴について
鳥さんは日光浴をすることでビタミンD3を生成します。
ビタミンD3はカルシウムを体内に吸収するために非常に大事な働きをします
(これは人も同様のようです)
このビタミンD3が足りないとカルシウムをうまく吸収することができず、カルシウム欠乏症になってしまう可能性があります
カルシウムが不足すると骨の形成異常、骨粗鬆症などの病気になるおそれがあります
メスの場合は卵がうまく作れず軟卵になってしまい卵詰まりの原因になる可能性があります
他にも鳥さんは野生では日光を浴びて生活する生きものです。日差しを浴びることで精神的にも健康に過ごせますし、ストレスの発散にもなります
ビタミンD3について、こちらのサイトの説明がとてもよかったので掲載いたします
人間用の説明ですが詳しく解説されていて非常にわかりやすいです。日光浴に必要な時間はどのくらいなどの記載もあります
日光浴はガラス越し?網戸越し?
ガラス越しでは必要な紫外線のUVBを遮ってしまうので、ガラス越しの日光浴ではビタミンD3をつくることができません
必ず窓を開けて網戸越し、またはケージやキャリーを外に出して日光浴しましょう
(ちなみに我が家は網戸越しに15分から30分くらいです。できる日に行っています)
外で日光浴させる場合は短時間でもロスト対策をしっかり行いましょう(詳しくは後述)
時間はどのくらい?
私は病院で1日10分でもいいから毎日して欲しいとお話がありました。一般的に言われているのは大体1回につき30分程度日光浴した方がいいといわれています。
ただ、それが難しい場合もあるので、病院の先生は「10分でもいいからなるべくさせてね」という意味合いで言われたのだと解釈しています
時間帯は午前中が望ましいそうです。人も健康のために朝日を浴びるといいと言いますものね
しかし午前中は難しいという方もいるでしょうからできる時でいいと思います。実際我が家も大抵お昼に日光浴させています
曇りの日でも太陽は出ていませんが紫外線は届いているので曇りの日に日光浴させるのもオススメだそうです。毎日は難しくてもできる限り日光浴させたいですね
ケージやキャリーケージを外に出して日光浴させる場合
必ず人が一緒について日光浴させましょう。その場を離れる場合は鳥さんも一緒に室内へ。
夏など日差しの強い時期は日射病や熱中症にお気をつけを。タオルなどで日陰を作ってあげると自分で調節できていいですね
その際はケージの1/3~半分くらいにタオルをかけて日陰を作ってあげてください。
ハァハァと口をあけていたり羽をワキワキさせていたら暑い合図なのでその場合は室内に戻りましょう
反対に寒い時期は無理に日光浴させなくていいと思います。我が家も冬の時期は日光浴が減ります。日光を浴びないことで栄養や体調が心配ならばUVBライトを室内につけて照射するのがいいかと思います
UVBライトを使って日光浴させる場合
我が家は使用しておりませんが、鳥さんが日光浴できない場合に使えるUVBライトが市販されています
UVBライトは一見普通の電球に見えますが、UVBを照射する用に作られたものです。爬虫類を飼育している方は必須でつけている方も多いと思います
ここで気を付けたいのが、UVBライトは爬虫類用ではなく鳥用を買って使用しましょう
爬虫類用は、爬虫類に合わせて強い紫外線が照射されるようにできています。爬虫類は種類にもよりますが紫外線の強い砂漠で生きている子などいろいろおり、それに合わせたUVBライトが販売されています
鳥さんにはそこまで強い紫外線は必要ありませんので、強いUVBライトを使用した場合、身体に異常や害がでる可能性があります。短時間でもNGです
かならず鳥用を使用してください。
あと、かならず鳥さんに対して横からではなく上からケージより上にすこし離した位置から照射してください
その他詳しい話は「老鳥との暮らしかた」という本の後ろの部分に記載がありますので、ぜひそちらを読まれてから使用することをオススメいたします
とても詳しくUVBライトの使用方法について書かれています。もちろん老鳥についての話も非常に参考になりますよ
他にバードトレーナーの柴田祐未子さんが翻訳された海外の日光浴についての記事も参考になりますのであわせてどうぞ。
日光浴をさせる際はロスト対策をしっかり
鳥さんのキャリーやケージを外に出して日光浴させるならば、ロスト対策もしっかり行いましょう
ロスト対策?と思われるかもしれませんが、ケージというのは開きやすい設計になっているので、
…などの対策を行いましょう(/・ω・)/
日光浴中に強風で倒れてケージが分解したとか、上の取っ手を持ったらケージの底部分が外れちゃったとか、実際に聞く話です。そういったことのないようにしっかりロスト対策をしましょう
こちらが実際にロスト対策をしたキャリーケージです
写真1枚目、エサ入れ水入れの扉をとめている金具はあまり効果がなかったので、写真2枚目のレバーナスカンに変えました
こちらだと隙間がないのでしっかり閉まります。写真のように取り付けるのが開かなくてオススメです
入り口もレバーナスカンやカラビナなどでしっかり開かないようにしましょう
キャリーが分解しないように守りひもとベルトでしっかり縛っています。他に結束バンドで金網のつなぎ目をとめると安心だそうです
守りひもは「工房 ひよりの森」さんが制作、販売しています。ロストする鳥さんをなくしたいという想いから活動されています。ぜひホームページの方覗いてみてください
他にスカートベルトの先にナスカンをつけて底部分が外れないようにするのも有効です(/・ω・)/
スカートベルトはダイソーさんにて買いましたが通販や店舗などいろんなところで買いやすいかなと思います。他のものでも同じように工夫できると思うので、いろいろ試してみるのもオススメです
実際にケージやキャリーをぶん投げてみる
ちょっと穏やかじゃない見出しですが(笑)、これはTwitterのフォロワーさんに教えてもらいました。実際に投げてみるといろいろ見えることがあります
フォロワーさんで実際にマンションの8階から投げてみたという方も!!
私も実際に布団の上に投げてみました。サイコロみたいにコロンとまわって写真のような姿に。守りひもなどつけているので底部分が外れていませんが、なければ外れていると思います
で、エサ入れ部分が全開。これでは鳥さんが外に出てしまいます!
なるほどもっとしっかり対策をしなければならないと強く感じました
外にキャリーやケージを出した際に、自分が転んだり風にあおられてケージやキャリーを取り落としてしまうかもしれない。いろいろな状況を想定して対策するのは大事なことだと思いました
外には危険がたくさんある
外には危険がたくさんあります。
たとえば
これらすべて鳥さんに有害なので行っているようなら日光浴はすべきではないし、始めたら即座に室内に避難しましょう
外にはカラスや猫、ヘビもいます。これらの動物に襲われたという話もよく聞きます
室内であっても油断は禁物です。網戸を開けて猫が侵入してきたとか、そういう話も聞いたことがあります。網戸越しだったとしても目を離さずしっかり見ててあげてください
ロスト対策もした上だとより安全ですね
あと網戸にしたままの放鳥は絶対におやめください
なにかのはずみで網戸が破れた、何かあってびっくりして網戸を破いて外に飛んでいってしまった、なんて話を目にします。網戸なら大丈夫ではないのでかならず窓とカーテンも閉めた上で放鳥しましょう
だいぶ口酸っぱく書いてしまいましたが全部実際に見たり聞いたりした話です。鳥さんと日光浴する際は必ず隣にいて目を離さないようにしてください
まとめ
鳥さんに大事な日光浴。鳥さんの安全を守りつつ、しっかり行いたいですね
本当にロストもよく聞きますし、ほかに動物に襲われた、襲われそうになった!なんて話を聞きますので、外で日光浴させる場合は必ず人が隣について目を離さないようにしてください
玄関や窓からするっと猫が侵入してきて鳥さんが襲われたという話、実際に鳥を飼っている方数名から聞きました。ショッキングな話ですが本当に、本当にあります。蛇も同様です
網戸越しでも人の目が届くところで日光浴させてくださいね
我が家はいつも、私がお昼ご飯を食べている際に網戸越しで日光欲しています
日光浴が難しいならUVBライトを使うなど、うまく日光浴とお付き合いしていけるといいですよね(n*´ω`*n)
工夫して安全な日光浴を!
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