鳥さんの病気のサインについて~初心者さんが知りたい病気のサインとは?~

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消毒、病気、通院、病院

こんにちは!ぽんずです

ぽんず
ぽんず

今回は「病気のサイン」について。鳥さんは病気を隠す、なんて言いますが、実際は飼い主である私たちが出しているサインがわからない、気付けていないことも多いのではないかと思っています。
そんなわけで、一部ではありますが私が知っている病気のサインについてまとめてみました

※今回皆様のツイートを引用して掲載してますが、すべて許可を頂いて掲載しております

実際の病気のツイートを引用して掲載してます。痛々しい写真もありますので閲覧にはご注意ください

鳥さんの病気のサインについて

まずはこちらの画像をどうぞ

以前Twitterでもツイートしましたね

鳥さんの見た目からわかる病気のサインについてイラストでまとめてみました

病気になったというと、どういうのを思い浮かべますか?

膨らんでうずくまっている…

その状態はおそらくですが、もう大分具合が悪いです
(発情で卵を産むのにうずくまっている場合など当てはまらない時もあります)

それくらいよくない状態だと私は認識しています
幸いなことにあんずさんはそこまでなったことは今までにありません

では膨らむ前にどういうサインを出しているのか?について解説していきます

鳥さんをお迎えしたら病院で健康診断と遺伝子検査を受けることをオススメいたします(/・ω・)/

顔まわり

  • クチバシがガサガサしたり短期間で急激に伸びていないか
  • 目のまわりが赤くなったり腫れたりしていないか
  • 一日に何度もくしゃみをしていないか
  • 鼻水を出していないか
  • 耳のあたりが濡れたりしていないか
  • 生あくびや吐くような仕草(吐き戻しではなく)をしていないか
  • クチバシの付け根がいつもより赤くないか
  • 息が臭くないか
  • 食欲はあるか
  • いつもよりやたら水を飲んでいないか

顔まわりは何かあればすぐ症状に出てきます。
くしゃみを一日に何度もしている、耳のあたりが濡れている、頻繁にアクビをしている、目の周りが赤い、腫れているなどは早めに病院で相談した方がいいと思います

我が家もあんずさんがマイコプラズマからくる副鼻腔炎のため、

  • 一日に何度もくしゃみをしている
  • 目の周りが赤い(掻いてしまって傷がついて赤くなっている)
  • やたら頭を掻いている(鼻の奥がかゆいので頭を掻いてしまうのだそう)
  • ちょっと膨らんでいる(寒い)
  • クチバシのつけ根が赤い

という様子が見られました。私はその当時全く知識がなく、全然気づいていませんでしたが病院で先生が気づいてくれたおかげで治療することができました。おかげで今は元気です

実はアイキャッチ画像の写真、クチバシの付け根が赤いの、わかりますでしょうか?これは副鼻腔炎からクチバシのつけ根が赤くなっています
他に目のアイリングがうっすら赤くなりました。異変ってこんな感じで少しなんですよね…

文鳥さんのアイリングの変色

文鳥さんですが。アイリングが白くなってうっすら盛り上がっている

こちらはアイリングが白く変化することは温度変化や換羽の影響で結構あることらしいのですが、アイリングが部分的に白くなる、腫れて盛り上がっているような場合は感染性炎症の場合があるそうです

普段とちょっと違うな?と思ったら早めに病院で相談を。

鼻に異物(この場合は羽毛)が詰まっている

顔まわりの異変について、こういうのもあります。動画で非常にわかりやすいですね。こちらもすぐ気づいて病院に行ったので事なきを得ていますが数日置いていたら…

鳥さんはずっと苦しいままだったと思います。ちょっとでもおかしいな?と思ったら病院で相談してくださいね

疥癬(かいせん)

ヒゼンダニというダニが皮膚につくことで「疥癬(かいせん)」という病気になることがあります。セキセイインコに多いです
顔周りがウロコのように白く分厚くデコボコしてきますのですぐにわかります。
薬を投与すれば治る病気です。見た目はびっくりしますが治れば綺麗な顔にまた戻りますよ

詳しくはこちらをどうぞ→TSUBASAさんの疥癬の解説ページ

鳴き声がおかしい、呼吸がおかしい

鳴き声が変わった、いつもと違う様子が見られるようなら病院へ
肺炎になると鳴き声がかすれる、少し変わると聞いて日々ドキドキしながら鳴き声を聞いています

呼吸がおかしい場合も気づいたらすぐ病院へ。いろんな理由が考えられますが呼吸系は怖いので放っておかずにすぐ行った方がいいと思います

足まわり

趾瘤症(しりゅうしょう)、バンブルフット

足の裏はこまめにチェックしてください。赤くなっていないか、タコのようなものができていないか…
ケージに張り付いてる時に確認するといいですよ
というのも、趾瘤症(しりゅうしょう)という病気になるおそれがあるからです

趾瘤症についてはこちらをどうぞ

赤くなっているならケージの中でじっとしているのが原因かもしれないので、なるべくじっとしないようにケージレイアウトを見直す、止まり木も足に負担のかからないもの(カクタスパーチやステージがオススメ)に変えてみるといいです

足にタコが出来ている場合は早めに病院に相談してください。足は一生使う大事なものなので、早めの対処が非常に大事です

痛風

他に痛風で足に尿酸が溜まってイボのようになることもあるそうです

私たちにできるのは少しでも足に負担がかからないように柔らかい布を敷いたり止まり木にテープ(ベトラップなど)を巻いてあげるくらいだそうです

足の病気に関しては、なるべく足を痛めることのないように肥満に気を付ける、高脂質のシードとはおやつ程度に留める、こまめに足裏をチェックするなどの対策をしましょう

おなか・おしり

お腹が膨らむのは、卵、腹水、腹膜ヘルニアなどがあります。様子がおかしいと思ったら病院へ

おなか、おしりのチェックポイント
  • おなかが膨らんでいないか(膨らんでいるならば卵、または腫瘍、腫瘍からくる腹水が溜まっている可能性…)
  • おしりから何か出ていないか、濡れていないか(脱肛、卵管脱など)
  • おしりが汚れていないか(汚れている場合は下痢かも)

…といったところをチェックしています。異変を感じたら病院へ。

我が家は男子なので卵の可能性はないですが、腫瘍(精巣腫瘍や肝臓肥大など)があったら怖いので、おちりを見るついでに膨らんでいないかも目視しています
決しておちりを見たいから見てるわけじゃないですよ!笑

あと腫瘍や女子の発情に気付くためにも毎日体重を測ることをオススメします

体重を測っていれば急激な体重の変化にも気づきやすくなります。腫瘍ができると腹水がたまるので体重が増えるそうです。
女子は発情すると卵を作るためにたくさんごはんを食べて水を飲むそうなのでそれでも体重が増えますね

あと食欲がなくなったらごはんを食べないもそうだし体重が減るのでそういう変化にも気づきやすくなります(/・ω・)/

卵詰まり

ツイートをお借りしましたが、お腹が膨れているのがわかりますでしょうか。これが卵がお腹にある状態です

この時すでに1個卵を産んでいた状態だそうです

お腹が膨らむのは、卵、腹水、腹膜ヘルニアなどがあります。様子がおかしいと思ったら病院へ

…といったところをチェックしています。異変を感じたら病院へ。

胃腸にガスが溜まっている

そのほかこちら。

 鳥さんを見慣れている方なら気づくだろう異変なんですが。ただ膨らんでいるだけにも見えるし、発情で卵があるのかな?という風にも見えました

実際は胃腸にガスがあり、その違和感や痛みをそらすためにこのような姿勢になっているのだろうとのこと(獣医師さんの判断)

変に膨らんでいたら早めに病院へ。数日様子を見てから、と思っていると手遅れになる場合もあります

羽の異変

PBFD

PBFDとは羽毛に異常があらわれる感染症です(オウム類嘴羽毛病という)

詳しくはWikipediaをどうぞ→wiki

発症してしまうと治らないと言われていますが発症する前なら陰転する個体が多いです。白色オウムやセキセイインコに多い感染症です(そのほかのインコ・オウムにも感染します)

お迎え時に病院にて遺伝子検査をして、早期発見早期治療が非常に大切です

羽が正常に生えてこなくなることがこの病気の特徴なので、羽の状態がおかしい、抜けた羽の羽軸が黒くなっている場合は病院で相談しましょう

BFD(APV)ポリオーマウイルス

PBFDと似ていますが別の病気(感染症)です。すべてのインコオウム、フィンチに感染のおそれがあります

BFDもPBFDと同じように羽毛に異変がでるようです。ラブバードに多いといわれています

こちらも病院で遺伝子検査をして、早期発見早期治療が非常に大切です

感染症は遺伝子検査でわかるので、かならず病院で検査するようにしましょう

特に2羽目以降をお迎えする場合には感染させないためにも先住鳥の病気の有無、新しい子も病気の有無が確認できるまでは一緒にしないこと。

病気があった場合全羽に感染するリスクがあります。かならず新しい鳥さんは病気がないことが確認できるまでは隔離しましょう

羽毛の色が変わったら要注意

オカメインコのルチノーはクリーム色の羽をしていますが、これが濃い黄色に変わったらそれは「イエローフェザーシンドローム」という病気だそうです

肥満などで肝臓が悪くなると羽色が変色するそうです
羽色が変わったら要注意なので病院で相談するのをオススメします

他の鳥さんだと、いつもは生えていない場所に違う色の羽が生えてきたら病院で相談した方がいいと思います。内臓に異常はないけどたまたま生えてきた場合もあれば、内臓疾患で変色した羽が生えてきた場合もあります
(詳しくは「インコ 羽色 変色」などで検索)

高齢になってきたインコさんは肝臓の数値も悪くなってくるので変色した羽が生えてくることがあるそうです。どちらにせよ病院で相談するのがいいですよね

毛かじり、毛引き

自分の羽をかじってしまって羽がギザギザになっている状態を指します。毛齧りから毛引きに移行してしまうこともあります

羽がギザギザしているな?と思ったら病院で相談してみましょう。
内臓系の病気から毛齧り毛引きを発症してしまう場合もあるので、早めに病院で診てもらうことが大事です。毛齧り、毛引きを見つけたらそのままにせず早めに病院へ。

ちなみに毛齧り毛引きは様々な要因からなってしまいますが、対策としては「退屈にさせない」ことが大事です。おもちゃで遊ばせたりフォレイジングを試してみるのもいいでしょう

それと日光浴も大事と言われています。日光浴も定期的にさせることをオススメします

こちらは文鳥さんの毛かじりならぬ「羽曲げ」といわれる症状

ぜひ一連のツイート読んでくださいませ

パニック症状

パニック症状が出て、暴れる、または様子がおかしい場合は動画に撮って病院で診てもらった方がいいと思います。パニックだと思ったらてんかんの症状だった、ということもあります
オカメインコさんだとパニックを起こしやすいですが、起こしたあとに呼吸がおかしいなど気になることがあれば病院へ。
特にラブバードはてんかんや神経障害が起きやすいと言われているそうで、パニックを起こすようなら動画に撮ってその様子を病院で診てもらった方がいいかもしれません(参考:コンパニオンバード15号、小動物ビギナーズガイド コザクラ・ボタンインコ)

そのほか

他にもちょっとでも「おかしいな?」と思うところがあったら病院で相談してみる、ネットで症状を打ち込んで検索してみてくださいね
「インコ クチバシ ガサガサ」「インコ 目 周り 赤い」とか入力すればすぐ出てきます

以前毎日大体同じ時間に吐くような仕草をする鳥さんがいて。気になって病院で診てもらった結果、肝臓がよくないことが判明したことがあります。

他にもやたら足を気にする、足をあげている、膨らんで目をつぶっているなど少しでもおかしいな?と思ったら病院で診てもらうことで、病気の早期発見につながる場合もあります。

様子見もいいけど、早め早めの病院が大事だと思います。我が家もそれで何度も病院に行っていますが行ってよかったと思っています(実際に病気が見つかったこともありますし)

他に食べ物ではないものを食べてしまう(土や木、ひもなど)もよく聞きますが早めに病院で相談してみてください。
内臓に疾患があったり栄養状態がよくない場合、そういうものを食べてしまうことがあるそうです
(健康でも食べてしまう子もいるようです)

糞便

フンについては「コンパニオンバードの病気百科」に異常な便の写真が掲載されているのでおかしいな?と思ったらその写真と見比べるといいですよ
他に「フン おかしい」などでネット検索しても異常な便の写真が出てきますよ

以前Twitterで、正常なフンの写真をください、とお願いしたことがあります(/・ω・)/
うちの子のフンは正常なフンなのか、見比べるのにお使いください。
本当にたくさんの飼い主さまにご協力いただきました。本当に感謝です!

是非ツイートのリプツリーをご覧いただければと思います(たくさんのフンの画像が出てきますのでご注意を)

おかしいと思うところを写真や動画に撮ろう

病院に着いたらおかしいと思った仕草をしなくなってしまった、どこがおかしかったかわからなくなってしまった、なんてことがあります

私もあんずさんの異変に気付けたのは動画に撮って先生に見せたからでした(これは本当にたまたまだったのですけど)
可哀想だと思うかもしれませんが、症状が出ている様子を動画や写真に撮って保存しておきましょう。これがきっかけで病気が判明することがあり非常に重要ですよ

皆様から「病気のサイン」についての動画や画像を提供していただきました

Twitterの方で病気のサインについて動画や画像を募集をしまして、とてもたくさんの方からリプライをいただきました!感謝です!

実際に症状の出ている鳥さんの画像や動画は非常に参考になりますので、是非ご覧になってみてください(Twitterをしていなくても見られます)

中には非常に珍しい症例もありますので、すっごく参考になるので是非!

病気の症状について見ておけばあとで「あれ、これって以前見たことあるやつかも」と気づけるかもしれません。知っておくことはとても大事です(/・ω・)/

調子が悪そうだなと思ったら

・病院に行く(これはもう絶対、真っ先に考えるべき)

・保温する(25度~30度。暑がるようなら温度を下げる)

です。換羽で体調が良くなさそう、卵ができてうずくまっている場合なども保温。調子がよくないと思ったら保温しましょう

それくらい鳥さんにとって保温は大事です

保温しても調子が良くならないなら病院に行くことが非常に大事だし、飼い主にできることと言ったら保温しかありません。病院で病気の特定と治療をするのが一番いいです

病院も具合が悪い時に限ってかかりつけがお休み、とかありますので、かかりつけ以外にも2,3件くらい病院の目星をつけておくこと、実際に行ってカルテを作っておくのが大事です

カルテを作るのは健康診断や爪切りお願いしますと言って行けば大丈夫です。その際にどんな先生なのか、しっかり知識はあるのかなども一緒に確認しておくとよいですよ

あわせてこちらもどうぞ

病気にしないためには?

病気の予防のために心がけていること
  • 日々のごはんの管理をしっかりと。栄養管理が大事(ペレットメインにする、またはシードならばネクトン等のビタミン剤を)
  • 肥満大敵!食べ放題ではなく日々の食餌量を測定、管理してベスト体重の維持を(肥満は病気の元です)
  • 高脂質のシードはおやつ程度に、またはあげない(食べすぎは肥満&病気の元)
  • 日々の体重測定が大事(異変にいち早く気づけます)
  • 半年または1年に一度は健康診断に連れて行こう(獣医さんに診てもらって病気の早期発見を)

…こんな感じでしょうか(/・ω・)/
とにかく日々の観察と定期的な健診が大事だと私は思っています。

合わせてこちらも是非お読みくださいね。上記のポイントについて詳しく解説しています

オススメの書籍紹介

鳥さんの病気についてまとめられた本です。家庭の医学のように一家に一冊持っておくことをオススメしています

全部読むのは大変なので、あれ、なんかおかしいな?って思うことがあればその場で調べられるように持っておくと非常に役立ちますよ

まとめ

いかがでしたでしょうか…私の知っている病気のサインについてまとめてみました

今回Twitterの方で病気のサインの画像や動画を募集したらたくさん皆様教えてくれまして。こんなに病気ってあるのかと驚かされました。わかってはいたけどこうして数で表示されるとびっくりしますね(30個以上のリプライが届きました)

初心者さんは特にどういうのが病気のサインなのかわからないだろうと思ったので、こうして実際の動画や画像があることは非常に参考なると思います

ちょっとでもおかしいな?と思うことがあったら早めに病院で相談してみてくださいね。鳥さんは小さいので症状が進むのも早く、あっという間に悪くなってしまう印象です

様子見してたらよくなったからと連れていかなかったりすると、実はその間に症状が進んでいた、なんてことがあるので早め早めが大事です(/・ω・)/

早期発見早期治療。

少しでも情報がお役に立てたら幸いです

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