最近鳥さんとお散歩に行く人増えていますね(/・ω・)/ 今回はそんなお散歩について、気を付けたいこと、お散歩するのに使いたいオススメのグッズなどについて解説していきます
鳥さんのお散歩について
どんな「お散歩」があるの?
最近鳥さんとお散歩を楽しんでいる方が増えてきました。我が家もあんずさんと一緒にお散歩に行っています
散歩に行くことにどんな意味があるかというと
なんかの意味が大きいかと思います
特にキャリーケージ=病院→嫌い というイメージの子ももしかしたら多いかもしれません。そういう嫌な気持ちを払拭する意味でもお散歩は大きな意味を成してくれます
次に、お散歩に行く場所として、
なんかが挙げられます
他に鳥さんと一緒に1泊以上の旅行を楽しまれている方もいます。大型の鳥さんとの旅行を想像される方が多いかと思いますが、実は小型の鳥さんと旅行を楽しまれている方も多くいらっしゃるようです
私自身は旅行に連れていったことはないですが、実際に一緒に旅行に行かれている方を数名知っています(n*´ω`*n)一緒に旅行、素敵ですよね❤
鳥さんが何歳からお散歩に連れていっていいのか?
お散歩に行くにあたり、鳥さんが何歳からならしていいのか。
これについてはいろいろなご意見があるかと思いますが、
私は1歳までは待った方がいいと聞き、1歳になってからお散歩デビューした方がよいのではと思っています
なぜ1歳なのかというと、まだ身体が育ち切ってないため免疫力も弱い状態で、外に連れ出して体調を崩すようなことのないように、ということだと考えています
(1歳になってから、という話、TSUBASAさんのバードランの規定の方にも1歳になってからと記載がありました)
まずは1年、しっかり身体をつくって、健康な状態で暖かい日にお散歩デビューすることが望ましいかと思います
1歳になるまでは体調を崩しやすかったりいろいろありますので(実際我が家もいろいろありました)、それまではたとえばキャリーに入って一緒にお家の中をお散歩してみるとか、少しお庭に出てみるとかくらいのがよいかなと思っています(/・ω・)/
バードランに参加するには?
上記のお散歩先に「バードラン」と書きましたが、バードランに参加するには感染症の検査が必須となります
バードランを行っている先の規定によりますが、大体「PBFD、オウム病(CHL)、BFDが陰性であること」が条件です
というのも、鳥さんは感染症に弱いです。感染症を持ち込まないために、こういった規定を設けているわけです
必ず前もって病院にて遺伝子検査をして、陰性の検査結果を施設側に提出することが条件になります
ちなみに、これはバードランだけではなく、他の鳥さんと会わせる時には検査が必須になりますので、鳥同士で会わせる場合には必ず前もって病院で遺伝子検査を行いましょう
詳しくはTSUBASAさんのバードランの項目をご覧くださいませ
バードランはTSUBASAさん以外にもありますので、是非検索してみてくださいね
(ただし現在は新型コロナウイルスの関係で休止しているところが多いと思われます)
お散歩に適した時期は?
春~秋ごろまで
暖かい季節に行くのが望ましいです。
寒い時期になると鳥インフルエンザが出てきますので、インコへの感染例はまだないと思いますが家禽(ニワトリなど)には感染例がありますからインコも十分注意した方がいいでしょう
そんなわけで鳥インフルエンザが観測されたらお散歩は控えましょう
通院などで鳥さんを外に出す必要のある場合にはキャリーをバッグなどで覆って連れていくこと
必要最低限の移動に留めましょう
感染を防ぐためにもこの時期は外から帰ったら靴裏の消毒をするようにしましょう
鳥さんを触る前、触った後は手洗い
弱っている、死亡している野鳥に触らない(鳥インフルに感染している可能性)
そのほか注意事項はこちらをどうぞ
実際にお散歩に連れていくには?
お散歩に行く前に(注意喚起)
鳥さんをお散歩させる前に。知って欲しいことがあります
鳥さんの迷子が非常に多いです
日々迷子になる鳥さんがとても多いです。鳥さんを外に出すということは迷子にする危険も伴うということです
お散歩する側の人間としては、鳥さんを迷子にしないための対策を何重にもした上で、安全を確認しながら行っています。
いきなり重たい話をしますが、自分の大事な愛鳥を迷子にさせないためにどうかきちんと対策をとってください。
・鳥さんをそのまま(何も着けずに)外に出す
ことは迷子にする可能性が非常に高いです。
実際に庭までならいいだろうとクリッピングした状態の鳥さんを外に連れ出して、そのまま飛んでいってしまい迷子にしたというケースをよく聞きます(本当によくあるケースです)
クリッピングしてあっても、鳥さんは飛べてしまいます
自分に危険が迫った時に反射的に飛んでしまいます。クリッピングはあくまで保険ですから過信は禁物です
鳥さんを外に出すなら迷子にしないように対策を行ってからにしましょう(ハーネスをつける、キャリーに入れる、など)。迷子になった時に一番可哀想なのは鳥さんです
どうかそのことを念頭に入れておいてください
迷子にしないための対策や必要なものについて次の項目から一緒に解説していきます
お散歩に行くのに用意するもの
①キャリーケージ、キャリーリュック、バッグ
お散歩につれていくためには、まず「キャリーケージ」が必須です
キャリーケージは現在さまざまな種類が出ていますので、ペットショップや通販などで探してみてください。中型以上の鳥さんだと鳥さん用のリュックに直に入れてお散歩に行かれる方も多いです
普通のケージよりもキャリーケージが望ましいです。
というのも、普通のケージだと大きい、つくりが弱いので何かの拍子にケージが開いてしまって鳥さんを逃がす(ロスト)につながるおそれもあります
他にlittle buddyさんのアクリルキャリーも人気です
(大きめの中型インコ、大型のインコオウムはこちらのキャリーを使ってる方が多いですね、お値段しますが…!)
病院に連れていく際にも使用しますので、あらかじめ買って用意しておきましょう。鳥さんと災害で避難する際にも使う可能性がありますので、日ごろから見せて慣らしておいて、すぐ入ってもらえるようにしておくとよいです
②キャリーケージを入れるバッグ
キャリーはかならずバッグに入れて持ち歩きましょう。そのまま持ち歩くのは落とした時やぶつけたときなどにキャリーが開いてロストにつながるおそれがあります
実際それでロストしている方もいますので、キャリーはバッグに入れたり布で包むなどし、そのまま持ち歩かないようにしましょう
そのほかオススメキャリーバッグ、リュック、ペットカートについては別の記事にまとめてますので詳しくはこちらからどうぞ
③ベルト(ケージの外側に巻くため)
キャリーケージを守る大事なアイテムです
ほかに守りひももオススメです。こちらで販売していますので是非リンクをご覧ください
④ナスカン、またはカラビナなど
扉につけて開かないようにします。何かが引っ掛かって開いてしまうこともありますので必ずナスカンやカラビナなどでロックしましょう(プラチェーンなどは強度の問題で×。金属が望ましいです)
⑤お水
ケージにセットするとこぼすので、スポイトや醤油さしであげられるようにあらかじめトレーニングしておくとよいです
⑥温度・湿度計(これは必須アイテム)
温度湿度は常に確認しましょう
⑦暑い時は保冷剤、寒い時は防寒グッズ
保冷剤はケージの上または横に設置(冷たい空気は下にいくため)、齧られないようにタオルで巻くなど対策を
保温についてはこちらの記事をどうぞ
⑧布またはタオル(目隠しにつかったり風よけにしたりいろいろ便利)
⑨おやつ(手渡せるといろいろ助かる)
⑩おもちゃ(飽きた時にあやすのに使う)
⑪ハーネス、フライトスーツ(着せる子の場合)
予備も持っていくと安心。使用する前にかならずリードがほつれていないか、スーツが破れていないかなどの確認を。
そのほか
他に公園に行くならレジャーシートなど
感染症などが心配なので、地面にキャリーケージをそのまま置かない方がよいでしょう
(下にシートなど敷いた方がいいの意味。以前アリさんが歩いてるところにバッグを置いてしまいヒヤッとしたことがあります…)
ロスト(鳥さんの迷子)対策
鳥さんを外に連れ出す際は必ず「ロスト対策」をしましょう
①キャリーケージが分解しないようにベルトをキャリーの外側に巻く
キャリーの金網部分と底部分が外れないように、外側からベルトを巻いて動かないように固定しましょう
②入口部分にはナスカンを
入り口部分にストッパーがついていたとしても、落とした拍子などで簡単に開いてしまう可能性があります。鳥さんは少しでも隙間があるとそこから出られてしまうので、必ずナスカンをつけて開かないようにしましょう
これは(まずないと思いますが)第三者にキャリーを開けられるような事態も防げます
餌入れ水入れの扉には、この形でナスカンを装着するのが望ましいです。一番開かない状態になります
③キャリーケージは必ずバッグ等に入れる
キャリーケージやプラケース、ケージはそのまま持ち歩かずにバッグに入れる
落としたりしたときに簡単に分解してしまったり、壊れて鳥さんを迷子にするおそれがあるからです
外では何があるからわかりませんから、かならずバッグ等に入れてキャリーを保護した上で連れて行ってください(上が閉まる方が安全面で望ましい)
バッグは、キャリーの大きさにもよりますが、レジかごバッグがサイズも大きくすんなり入ります
他に犬猫用のキャリーバッグでも入るので、ケージのサイズとバッグのサイズをよく確認した上で選ぶとよいでしょう(写真左は犬猫用キャリーバッグ)
フライトスーツ、ハーネスを使ったお散歩について
ハーネスを使ってお散歩している方もよく見かけますね
ハーネスはペットショップや通販などで購入できます。鳥さんも当然ですがフンをしますので、それをそのまま外にしてくるわけにはいきません
フライトスーツに人用のナプキンを装着し、おむつのように使うことでフンの処理をしているようです(私自身はハーネスのお散歩未経験のため全部聞いた話になります)
鳥さんにフライトスーツ、またはハーネスを装着し、リードをしっかり持って鳥さんを迷子にをすることのないように気を付けることが大事です
(たまにフライトスーツを着たままの状態で迷子にしてしまったという話を見かけます)
フライトスーツを着ているから安心、というわけではなく、野鳥やカラス、猫などに襲われる心配がありますので、短時間でお散歩を楽しまれている方が多いようです
クリッピングをした状態でハーネスをつけてお散歩に行くのが望ましいですが、クリッピングしているから飛ばないわけではありません(クリッピングしてあってもある程度は飛べますので…)
最近リードが切れてしまいロストした、という話がありました
リードが切れないかの事前確認もそうですが、
・リードを2つつける(片方が切れてももう1本ある)
・ハーネス、おしめやフライトスーツを2つ着せる
などの対策もあわせて行うことがオススメです。対策は何重にも重ねて行っておくことで、万が一の時にもヒヤリハットで済む可能性があります
フライトスーツ、ハーネスの注意点
・鳥さんが必ず着けてくれるとは限りません
着るのを嫌がる鳥さんも多いです。無理やり着せるのではなく、着せるためのトレーニングが必要です。
トレーニングをしたとしても、嫌がって着てくれない子もいます
・齧ってしまって破壊されてしまう、緩くて脱げてしまうおそれがある
・動物に襲われる可能性がある
・(パニック等を起こして)ロストする可能性がある
・公園など公共の場に行く際は必ずハーネスをつけた状態で
みんながみんな鳥が好きなわけではありません。なかには苦手な人もいます。リードがついてるか不安に思う人もいるので、当たり前かもしれないけどハーネスとリードはつけましょう
・小型の鳥さんには不向き
これは個人的な意見ですが、小型の鳥さんにスーツを着せてお散歩、という方もいらっしゃるようです。実際にスーツがペットショップで販売されていました…
短時間でもスーツを着せて外にむき出しで鳥さんを出すというのは中型大型の鳥さん以上にカラス等に襲われる可能性が上がると思っています
襲われたら一瞬です。小型の鳥さんならばキャリーで楽しまれる方がずっと安心安全だと思います
お散歩をする際の注意点
鳥さんの状態をよく確認する
鳥さんの状態が第一なので、怖がっていたり暑がったり寒がっていたり、体調が悪そうならすぐに中止します。
無理強いしてすることではありませんので、鳥さんの状態をよく見ながらお散歩してください
最初は怖がってしまうかもしれませんので、キャリーにタオルなどをかけて鳥さんから見える部分を少なくして、徐々に慣らす方が良いでしょう。
慣れてきたら見える部分を多くしていき、最終的にはタオルを外した状態にします(怖がってしまう子の場合にはゆっくり進めていきましょう)
はじめは近場の短時間から始めて、大丈夫そうなら徐々に時間を伸ばしていくのがオススメです
暖かい日を選んで行きましょう
過信しすぎない
お散歩に行ったら何があるかわかりませんから、しっかりロスト(迷子)対策を行いましょう。
ロスト対策を行っていても、第三者が勝手にケージを開けようとするかもしれない、何かの拍子にケージが開いてしまうかもしれない、何かにぶつかってケージを落としてしまうかもしれない…
いつもお散歩に行くときはそんなことを考えています。
あと水入れや餌入れが外れてしまって落ちてしまったから、直したくなってしまうかもしれないので入り口にはしっかりナスカンをつけています(汗)
自分がキャリーを開けてしまうのが実は一番怖いのです(汗)
とにかく過信しないように気を付けています
鳥さんから目を離さない
目を離したすきにバッグを持っていかれた、動物に襲われた、などがあったら大変ですので必ず目を離さないように。
長時間車などに放置も危ないのでやめましょう
野鳥と接触させない
野鳥はいろんなウイルスを持っている可能性がありますので接触させないように気を付けましょう。
同様に冬は鳥インフルエンザのことがあるので散歩は控えた方がよいかもしれません…(するならドライブとか、野鳥の多くいるようなところは控えた方が無難)
匂いにも気をつけて
排気ガス、たばこの煙、香水など。あと工事現場の付近を通るのも避けましょう
鳥さんは空気に敏感です。鳥さんの命にかかわることもあるので気を付けたいポイントです
実際にお散歩ってどんな感じ?
大型の鳥さんをお散歩させている方に話を聞きました
・散歩中びっくり飛びはあります (怖いから絶対飛ばないはありません…たぶん)
なのでハーネス、フライトスーツは必須です
・野鳥が見に来ます。カモ、スズメなどガビチョウ、シジュウカラと目が合います。
意外とカラスやムクドリのような身近な野鳥は無関心でした。トビはかなり近くを旋回しながら見にきました
(場所によっては危ないので日傘やキャリーバッグに入れています)
・猛禽は警戒心が強いので、人が持つ異国の鳥を襲うとは考えにくいです
襲いに来る可能性は否定はできませんが… 皆がすぐ襲うというほど凶悪なものではありません。 (観光地の人から奪う←狩り の動物は除く)
・ちなみに人馴れした(餌貰ってる子) 野良猫は 貰えると思って擦り寄ってきます。危険です
・野鳥など野生動物からの攻撃を恐れるコメントを見ますが場所によって違います
人に懐いて(半端な関わり) いる野生動物がいる場所は要注意です
・初めての場所に行く際は下見をするようにしてます
・お散歩していて人の注目を集めます
・人が集まると誰でも触っていいみたいになってしまうことも。マナーを守ってくれる人だけじゃない
・鳥さんをお散歩させる身として、目立ちますのでとにかくマナーはしっかり守りましょう。鳥が好きな人だけじゃないので飲食店でテーブルの上やイスの上にそのまま乗せない、リードをしっかりつけて人と距離をとるなど…
・お散歩に対して肯定的な意見だけじゃないため、否定的な意見が大きくなって肩身がせまくならないように、しっかりルールを守ってお散歩させていきたいです(※これは私の意見)
まとめ
↑左の写真以外はお写真お借りしました。ダルマインコさんとペットカートでお散歩しているそうです❤キャリーケージでこうしてお散歩されているのが素敵で…こういうお散歩もあるよとご紹介させていただきました
いろいろ書いてきましたが、鳥さんとお散歩はとても楽しいです。何より目をキラキラさせて外の風景を眺めているのを見ると、連れてきてよかったと思います
やはり社会化やエンリッチメントを考えてもオススメしたいところではあります。
ただ、安全第一ですのでお散歩にいくなら愛鳥を迷子にだけはしないように気を付ける必要があります。そこだけ十分に気を付けた上で、鳥さんと楽しいお散歩を!