こんにちは!ぽんずです

鳥さんがキャリーケージに入ってくれなくて困ってる…なんてことありませんか?無理やり入れるともっとキャリーが嫌いになってしまって、もっと入らなくなってしまいます。
今回はどうやったらキャリーに自分から入ってもらえるのか、について解説していきます(/・ω・)/
合わせてプラケースに入ってもらうコツも解説しました
鳥さんにキャリーケージに慣れてもらうには?
見づらいですが。
— ぽんず@ボタンインコ (@ponzu_button) March 22, 2020
あんずさんは粟穂につられて入ってしまうのであった🤗
てなわけで今日はケージ大掃除の日です🧼
あんずさんはキャリー生活です💨#今日のあんず2020 pic.twitter.com/JC9fp0a2bV
あんずさんはキャリーに入ることに全く抵抗がないので、こんな感じでおやつがあれば簡単に入ってくれます。扉を閉めても怒りません(n*´ω`*n)
では、どうしたら鳥さんがキャリーを好きになって、入ってくれるのか?についてお話していきます
キャリーケージに入ってもらうためのポイント
ひとつずつ解説していきます
キャリーについて
まず、ポイントとして嫌なイメージもいいイメージもまだついていないキャリーを使うのがオススメです
無理やり入れたことがあり嫌な記憶のあるキャリーだと、嫌な気持ちが先行してトレーニングがうまくいかないことがあるからです
あんずさんはハートフルキャリーを買う前に、別のキャリーを使っていて。そちらではどうしてもトレーニングがうまくいきませんでした

それには理由があって、
以前は病院に行ったりするのに無理やりキャリーに入れていました…(;´Д`)
(無理やりと言っても掴んで無理に入れるとかじゃないけれど、入れるために10分格闘するとかザラでした)
自分がそんなことされたら、トラウマになるくらい嫌ですよね…(;´Д`)そんなわけでキャリーに入るのをかなり嫌がるようになりました
上から扉が閉まるのが怖いみたいで、閉める瞬間にものすごい勢いで出てきてしまって入ってくれませんでした…
それで、ケージと同じように下から閉まる扉を探して、ハートフルキャリーになったのでした。ハートフルキャリーには嫌な思い出もいい思い出もまだないまっさらな状態から始めることができました
使っているキャリー、プラケ紹介
ホーエイ ハートフルキャリー
頑丈だし、大きさも大きめなので使いやすいです。あと餌入れ水入れの扉がついているのも使いやすくていいですね
キャリーケージについてはいろいろ出ていますので、ハートフルキャリーに限らずいろいろ探してみてください。ペットショップや鳥専門店なんかにあります。
通販で探すのが一番早く種類も見つかるかと思います(通販でないと買えない商品もあります)
プラケース SANKO パーテーションケース 中
本当はこちらではなくカインズで買ったものを使用していますが、サイズはこちらとほぼ同じものです。フォロワーさんに教えていただきました
狭いケースに入れるのは抵抗があり、エサ入れ水入れを設置すると考えるとある程度の広さが必要なので、こちらか 大 を使おうかなと思っています
ほかにルーミィを使うという人や水槽を使うという方もいらっしゃいます。いざという時のためにいろいろ探して見ておくといいかもしれません
(我が家は看病するとなったら、プラケースをケージに入れて保温して使いたいのでとりあえずプラケースを買ってみました)

①まずはキャリーに慣れてもらいましょう

キャリーを出してくるのが病院に行くときのみなど、鳥さんにとって嫌なことがあるときにキャリーが出てくると、キャリー=いやなこと とイメージがつきがちです
先にも書きましたが嫌なイメージのあるものに近づきたいですか?近づきたくないですよね
そんなわけで、まずはキャリーを好きになってもらおうキャンペーン!!
キャリーを好きになってもらうキャンペーン
今日はあんずさんが遊ぶスペースを写真に撮ってみたの巻。あんずさんは基本ここで遊びます。ボール落としたり、リング落としたりクリップ落としたりしてます。
— ぽんず@ボタンインコ (@ponzu_button) October 3, 2017
あとキャリーの中入ったり登ったり降りたりやりたい放題です pic.twitter.com/ZjZ9AkNLng
まずは放鳥時からキャリーを見せて、アスレチックのようにするといいですよ
中におやつを入れておいて、キャリー→「放鳥時に美味しいものが食べられる場所」というイメージをまずはつけていきましょう
最初が肝心です。
キャリーがそのままの状態で怖いなら底部分だけにするとか「その子が怖くないところを探して始める」のが非常に大事です
人から見たらどこが怖いのか全くわからないけど、近寄らないとしたら鳥さんからしたら怖いと思うことが何かあるんです
なのでいろいろと工夫して怖い部分をなくすことが非常に大事です
キャリーが怖くて近寄れないようなら、



まずは「キャリーが怖くない状態」から始めるのが大事なので、おやつを増やしたりキャリーを上下で分けて、下部分におやつを入れて見せたり、そこを一緒に遊ぶ場所にしてみたり。
慣れてきたら上の金網部分も一緒に遊ぶ場所にしてみるとか。
他に少し布などで隠して見える部分を少なくしてみるのも有効だと思います
ちょっと上の写真は寂しい感じですがたくさんおもちゃやおやつを入れて楽しい感じにしましょう
下におやつが置いてある状態が怖いようなら、上から吊るしてみるとか、入り口付近におやつを置くようにするとか、その子が無理なくおやつを食べられる場所を探してみてくださいね
それでも近寄れないなら、まずはキャリーの「周り」におやつやおもちゃを置きましょう
それで近づいてきておやつを食べられるようになったら、次はトレーに入っておやつを食べられるように。徐々にステップアップしていくといいです
とにかくその子が無理なくスタートできる状態はどこかを探るのが大事です(/・ω・)/
鳥さんの自発的な行動を促し、自信をつけてもらうことが大事
キャリーの中におやつを入れるのは「おやつ!食べたい!」とおやつにつられて入って欲しいのと恐怖心を減らす意味合いがあります。
そしてここでおやつが食べられると「おやつが食べられた」という自信につながります。
次第に「ここはおやつを食べても安全な場所だ」と思ってくれ、安心につながっていきます
この「ここは安全なんだ」という気持ちに自発的に思ってもらうことが大事です。
最初はそこまでいくのに時間がかかるかもしれません。数日~数週間かかるかも。それでもじっと待ってください
とにかく鳥さんの自発性が大事です。人でも人に言われてやったことより、自分で決めて行ったことの方が嬉しかったり自信がつきませんか?
鳥さんにも自分でできたという自信をつけて欲しいのです
じっくり行きましょう。ただし、1週間しても近寄れないようなら何かがあると思うので、方法を見直してみることが大事です
②キャリーに自分から入れるようになろう


キャリー自体に慣れてきたら、次は自分からキャリーに入る練習をしましょう
中におやつをセットして、それを自分から食べに行ってもらいます。写真は止まり木の位置が遠いのでもっと近いと鳥さんも入りやすいかも。
粟穂を下に置いてますが下だと段差があって降りにくいので上からぶら下げるといいと思います
人がおやつを見せてホレホレってしたり、誘導するのではなくその子が自分からそこに入るようになるまでじっと見守りましょう
自分からキャリーに入っておやつを食べたということが非常に重要です
「自分で勇気を出してできた」って、人でもかなり嬉しいし自信につながりませんか?
鳥さんも一緒です。自分でできたという自信をつけさせてあげることが非常に重要なのです(/・ω・)/
ここでも人はじっと見守ります。とにかく鳥さんの自主性を促します(自信をつけてもらうため)
どうしたらスムーズに中に入ってもらえるかいろいろ考えて工夫してみましょう
・底部分を外した状態で入ってもらうとか(底部分がないので高さがないから入りやすい)
・止まり木ではなくステージやはしごを入れて中に入りやすくするとか
その子に合わせた工夫をしてみてくださいね
③キャリーを閉めて中にいる時に金網越しにおやつをあげよう
キャリーに慣れてきて、自分から入って(ここ重要)おやつを食べられるようになったら、今度はちょっとずつ扉を閉めてみましょう
扉を閉めてみるのは最初は一瞬だけ。それで鳥さんの反応を見ます。
怖がるようなら扉を開けたときにたくさん褒めてとっておきのおやつをあげて、またしばらく様子を見て間を空けましょう
キャリーが閉まるとおいちー(いいこと)がある!って思って欲しいので、閉めたら金網越しにおやつをあげましょう
たくさん褒めてたくさんおやつをあげます
扉が閉まって閉じ込められた、と思うと私たち人でも怖いですよね。でも、開けてもらえる、閉じ込められたわけじゃないんだと理解してくれば、安心できますよね
怖がらなくなってきたら、徐々に閉めている時間を伸ばします。
最初は一瞬、次は5秒、10秒、30秒…と言った感じに。
少しずつ練習することで鳥さんに慣れてもらいましょう
キャリーの扉を閉めた時、開けた時、鳥さんをたくさん褒めてあげてくださいね
だんだん「お、キャリーの扉が閉まるといいことある!また入ったらいいことあるかな?」って思ってくれると思います
一度キャリーを開けて、また入ってくれたら金網越しにおやつ。それを何度か繰り返します
もちろん一日ではなく数日にわけて少しずつやっていきましょう
上のキャリーに入る動画も数日に分けて徐々に教えました
↓下の動画はキャリーではなくケージで練習したものです。どちらもおんなじなので参考にどうぞ
バードトレーニングでキャリーに入ることを教えることもできます
上の動画のようにトレーニングをすることで「キャリー」のかけ声で自発的にキャリーに入ってくれたり、ケージに自分から戻る練習もできます
どちらも「タッチゲーム」の応用です。タッチで遊ぶ場所をキャリーやケージの中にすることでケージやキャリーが楽しい遊びの場所に早変わり。楽しいから最後出てこなくなっちゃったりw
キャリーに慣れてきて、かつトレーニングができるようになってきたらチャレンジしてみてください(/・ω・)/
バードトレーニングについて解説した記事はこちら
キャリーに慣らすポイント
①とにかくいい印象をつける
②時間をかけて慣らす、放鳥時の遊び場にする
③鳥さんの自主性を大切に。自分から入ったらたくさん褒める
④扉はいきなり閉めないで、入ることに慣れてきてから短時間閉めるとこから始める。
恐怖心を与えないようにする、入ったらたくさん褒めておやつをあげる
⑤どうしても無理そうなら別のキャリーを買ってそっちでやってみる
(嫌なイメージをリセットする)
…大体こんなところでしょうか。大体2週間~1か月くらい、様子を見ながら少しずつ進めていくのが大事です
キャリーを閉めても大丈夫になったら、キャリーに入った状態でおうちの中をお散歩してみるのをオススメします(/・ω・)/
キャリーでお家の中をお散歩してみよう
キャリー怖くないんだよトレーニングですが、最近キャリーに入ったまま家の中をぐるっと回るということをしてます✨
— ぽんず@ボタンインコ (@ponzu_button) October 8, 2017
少しでも楽しんでくれたらと思って。
お疲れさまでしたー💕たぶん緊張でぼわっとなってるあんず pic.twitter.com/jAwL94UEil
私はトイレや洗面所など、家の中で行けるところはキャリーに入れた状態で一緒にまわりました。あんずさんも知らない場所を見るのは楽しそうでしたよ
他にお庭に少し出てみるとか
※お外にお散歩に行くのは身体ができてくる1歳すぎてから。それまではお部屋の中や少しだけお外に出てみるくらいをオススメします。体調崩すと大変なので
ビビッてしまうようなら見える部分を少なくしてみるとか、徐々に慣らしていくといいです。鳥さんも怖いものが怖くなくなってくると、だんだん自信がついてきます
できればその自信をたくさん増やしてあげたいですよね。無理のない範囲からはじめて、徐々に慣らしていきましょう
プラケースに入ってもらうには?
次にプラケースに入ってもらうためのステップについてご紹介
①おやつが食べられるスポットにする


プラケースも同様です。怖がる場合は最初にケージから見えるところに置いて2,3日見せておくといいでしょう
そのあとはプラケースを横にして、そこにおやつを入れて、放鳥時におやつが食べられるスポットにします
立てた状態のところに入るのは深いので鳥さんも怖いです。まずは横にしてプラケに近づく、おやつが食べられる、横にした状態で中に入れるを目標にしましょう
※プラケのサイズは鳥さんが余裕をもってはいれるものを用意してください
ここからはツイートを貼りながらご説明していきます
まぁ見てくださいよ、この粟穂があればなんでもいいオトコを…
— ぽんず@ボタンインコ (@ponzu_button) February 25, 2020
粟穂につられて、ちょっとだけ警戒して、すぐプラケースに入っていきました🤣
最初だから横倒しにしたけど、これは普通に立てても入りそうだね#今日のあんず2020#ボタンインコ可愛いぞ委員会 pic.twitter.com/kk8Wr3XJvs
こんな感じで、最初はおやつスポットに。
②プラケに止まり木をつける穴を開けました
次に立てた状態でプラケースを使用するのに止まり木をつけたくて。
電動ドリルでプラケに穴をあけました
プラケ、電動ドリルで穴を開けましたが割れないようにお気をつけください…!
— ぽんず@ボタンインコ (@ponzu_button) May 11, 2020
みんなどうやって穴を開けてるのか気になりますわ😅
もう一箇所くらい開ければよかったと後悔中。電動ドリルはダンナが職場から借りてきたので家にはないのだった… pic.twitter.com/vlq1OExjmb
③入った!
プラケを立てた状態で、下に降りやすいようにはしごをかけ、止まり木を設置したらつたって降りました…!!
粟穂につられて降りてくるとは、なんてちょろい(笑)
いえ、自信があるから怖いことよりもおいちーが優るんでしょうね。すごいね!


入るのに頑張った動画です↓
あわほ〜あわほ〜😍😍
— ぽんず@ボタンインコ (@ponzu_button) March 1, 2020
うまく降りられなかったみたいで悪いことした💦#今日のあんず2020#ボタンインコ可愛いぞ委員会 pic.twitter.com/1rybxcVkCM
④フタをつけた状態で入ってもらう
今度はフタがついた状態に慣れてもらうために、フタをつけた状態で粟穂を中に入れました
これでも入るとは恐れいった
ちょっと背景は気にしないでほしいんですけど😅
— ぽんず@ボタンインコ (@ponzu_button) August 2, 2020
あんずさん、初めて自分から蓋つきのプラケに入りました。蓋怖いって言ってたのに意外と慣れるの早かった…
しばらくこれで繰り返して、徐々にフタを閉めても大丈夫にしていきます💪#今日のあんず2020 pic.twitter.com/jPIcEOp5Pp
⑤フタを閉めてみる
なんかツイート見つからなかったので、プラケに入れるようになって、蓋を閉めて見たときの動画をツイートしておきますね
— ぽんず@鳥さん飼育お役立ち情報 (@ponzu_shiiku) December 24, 2020
私もプラケに慣らすのうまくいかなくて、フォロワーさんにアドバイスたくさん頂いてました😭ありがたや…!!🙏#プラケ pic.twitter.com/JAIU5oqlhc
フタを閉めてみました
動じてないのは今までの積み重ねがあるからだと思います。怖がるようならすぐ開けましょう
私もこのあとの、「プラケで過ごしてみる」をまだ実践していないので、そのうちやってみます(/・ω・)/
キャリー、プラケに入れるようになったら?

ケージの大掃除の時に入ってもらったり、病院への通院にも使えるし、病気になった時の看護ケースとしても活躍しますね
他に、日光浴するのに使ったり、一緒にキャリーやプラケでお散歩に行ってみるのもいいでしょう
鳥さんもキャリーやプラケに入るのが楽しくなってくれるかも
日光浴、お散歩についての注意点などはこちらに詳しくまとめていますので、是非一読されることをオススメいたします(/・ω・)/


オススメの本紹介
今回の、プラケースに入ってもらうトレーニングについては、「遊んでしつけるインコの本」の方でも教え方が掲載されています
本はおそらく書店にほとんどないと思うので、ネット通販で探してみるのをオススメいたします
まとめ
キャリーやプラケに慣れておくことは、病院に行くときや災害などで避難する事態になった時に大事ですよね
無理に入れようとせずに、鳥さんの自主性を大事にして自分から入るようにしむけてあげると、鳥さんは驚くくらいしっかり応えてくれます
もしこのトレーニングがうまくいかない場合は、鳥友さんに相談してみる、SNSで聞いてみる、ほかにバードトレーナー、バードインストラクターに相談してみるのがいいかと思います。ほかにオンラインのセミナーでも解説していることがあるのでチェックしてみてくださいませ
一人で悩むより、人に聞くのが一番です