鳥さんの呼び鳴きについて

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鳥さんの困った解決

こんにちは!ぽんずです

ぽんず
ぽんず

今回は呼び鳴きについて解説していきます。呼び鳴き、大変ですよね。今までは呼び鳴きには応えてはいけない、無視すればいいと言われてきました。それって本当にそうなのでしょうか?
というわけで、今回呼び鳴きについて解説していきます

鳥さんの呼び鳴きについて

呼び鳴きには大きく分けて2つの種類に分けられます

・人に来てほしい、構って欲しい、遊んで欲しい、これして欲しい、などの要求がある場合

・人が見えないところに行ってしまい、不安で「どこー?」って鳴いてる場合

鳥さんは群れで生きる生きものなので、声でコミュニケーションをとってるのですのよね。野生だとかなり離れたところにいる仲間に声を届けないといけないので、それで鳴く声は大きいのです

先に声でコミュニケーションをとっていると書きましたが、鳥さんは鳴く生きものですから、鳴くことを完全にゼロにすることはできません
鳴いて欲しくない、と思ってもそれは無理な話です

そこははじめに頭に入れつつ、鳥さんと人がうまく付き合っていくための方法を解説していきたいと思います(/・ω・)/

どういう対策を取ったらいい?

「呼び鳴きは無視をすればいい」?

Vinson Tan ( 楊 祖 武 )によるPixabayからの画像

まず、よく言う「呼び鳴きは無視をすればいい」というのは誤りです。不安で鳴いてるのに、構ってほしくて鳴いてるのに、飼い主さんが応えてくれなかったら。
自分が鳥さんだったらどうしますか?

私だったらもっと大きな声で鳴いてアピールします。自分は必死で鳴いてるのに全然飼い主さんが反応しれてくれない…不安だし悲しいです

次第に大きくなる声に我慢ができなくなって飼い主さんが応えてしまいました

鳥さんからしたら、「やっと応えてくれたー。なるほど、飼い主にはこのくらいアピールしないと届かないんだな」って思っちゃいませんか?
これは当然の結果だと思うのです。そう学習した結果、呼び鳴きはもっとひどくなると思います

それと、どんどん大きくなる声を我慢して無視するって、すっごく人側にとってもつらくありませんか?
お互いに辛い思いをしてるって、それって「対策」って言えるんでしょうか

「これならOK」というのを教える

呼び鳴きをする理由は2つあると書きました。では、その2つに飼い主としてどう応えるのかが大事になってきます

この時、上にも書きましたが呼び鳴きを「無視する」のではなく、「これならいいよ」と教えるのが大事です。

これはすべてに言えますが、取り去ったり減らすというのは相手にとって一番つらい方法です。
人だってダイエットするならケーキや甘いものは禁止!と言われたら辛くないですか?

最近では糖質を制限したケーキやおかしなんかも出てますし、ダイエットしながら甘いものを食べたいという欲求に応えられるようになってますよね

そんな感じで、すべて禁止するのではなく、代替案を探す、またはしていいことを教えてあげるのがより人にも鳥さんにも優しい方法です。
欲求を阻害されるのは人も鳥さんも辛いですからね

構って欲しい等要求がある場合

①特定の行動をしたときに反応するようにする

これは我が家の場合ですが、エサ入れ水入れの扉を持ち上げて落とす行動をして、「ガシャーン」と音がしたら構いに行くようしています。
愛鳥と私とで決めた「合図」でして、これをしたら来てくれる、と向こうもわかってるので何か要求があるときにこれをしてきます

他に、

  • ベルを鳴らす
  • 特定の鳴き声をする
  • おしゃべりをしたとき
  • 小さな声で鳴いたとき

などいろいろ考えられると思います

このとき
したことのない行動を教え込むのは難しいので(扉を持ち上げたりしないのに、持ち上げるように教えるのは難しいです)、今している行動の中からどれを合図とするか決めるとよいです

では、次にこれをどうやって「合図」として教えていくのかというと。

「合図」と決めた行動をしたときには構いに行くようにします。
ベルを鳴らしたらケージに近づく、特定の鳴き声をしたら近づく、おしゃべり(特定のワードとか)をしたら近づく、小さい声で鳴いたら近づく…という感じです

その行動が多くなっていくようなら成功
です

特定の行動をしたときに飼い主さんが反応したりケージに寄ってきてくれると、鳥さんは「飼い主に来て欲しい、反応してほしい時にはこの行動をすればいいんだな」って次第に学習します
「こうしたら飼い主は来てくれるんだ!」って理解していきます。
学習の結果ですね

②このくらいの声のトーンならいいよー、と教える

JürgenによるPixabayからの画像

特定の行動をしたときのほかに、声のトーンを教えるという手もあります

このくらいの声のボリュームならいい、と思う音量で鳴いたときにすぐ反応します。
すると先にも書きましたが鳥さんは学習して「小さい声なら反応してくれる!」と理解してくれると思います
普段の何気なく鳴いたときでOKです。

呼んでるときにこのくらいのボリュームで~とか考えると、望んでいる声のボリュームじゃないから反応できない~とかなってしまうかもしれないので、普段の鳴いた時がオススメです

ほかにおしゃべりする子なら、おしゃべりを教えて、それを話したら反応する、ということもできます

自分の要求(この場合は飼い主さんが来てくれる)がどうしたら効率よく伝わるかな、と考えてるので、小さい声で呼ぶ方が大きな声で呼ぶより労力も少ないです
「大きな声で鳴くより小さい声で鳴いた方が伝わるし効率いい」と次第に学習してくれると思います

不安で「どこー?」って鳴いてる場合

不安で鳴いてるのに、姿が見えない、返事もしてくれなかったらもっと不安になりますよね。
なので返事をする方が望ましいと思っています

不安で鳴いてるので、安心させてあげることが大事だと思っています

分離不安(人と離れるのが不安になる)の場合には、まずは人がケージから離れても大丈夫なようにする必要があります

ケージから離れると鳴く子の場合は、少しずつケージから距離をとっていき、その場所でしばらく過ごします。これを繰り返します(だんだん距離を遠くしていく)
離れてもいなくならない、大丈夫と少しずつ理解してもらうというか、慣れていってもらいます

次に部屋から短時間(最初は3分とか)出て、戻ってくる。
これを徐々に時間を伸ばして(3分➔5分➔10分➔30分➔1時間…という感じ)行っていきます。
人が見えなくなっても戻ってくると理解してもらうことで、徐々に一人で過ごせる時間を伸ばしていきます。
この時、一人で遊べるおもちゃや、フォレイジングを設置して、一人で遊べるように、退屈しないように工夫するのもオススメです

ほかに、知らないところに移動してどこ行ったかわからなくて不安だったりするかもしれないと思って、キャリーに入ってもらって一緒に家の中をまわったりしました

家の中の構造がわかれば、どこに行ったかわからなくてもどこかにはいるのかな、と思ってもらえるかと…

ほかには家の中で移動する場合には「○○行ってくるね」と声をかけたりしています 
声がかかる→飼い主の姿が見えなくなる の合図です。
合図がある方が「あ、いなくなるのね」とわかるので良い鳥さんもいます(反対にそれがあると飼い主いなくなる!と思ってしまう子もいるかも…)

すぐ戻ってくる場合にはドアを開けておき、留守にする場合にはドアを閉めるという合図の方法もあります

姿が見えないのが不安で鳴く場合

我が家の場合ですが、人が家の中にいても鳥さんのいる部屋のドアが閉まっていれば、「この時間は構ってもらえない」と認識するようです

反対に良かれと開けたままお手洗いに行ったり、別の部屋に行ったりすると「どこー!?」って鳴かれます。閉めると鳴かなくなります

なので用事がある場合はその都度「〇〇してくるね」「○○いってくるね」と声をかけてから扉を閉めるようにしています

声をかけることで鳥さん側も「あ、いなくなるんだな」ってわかるので、何かをする前には声をかけるようにするのはオススメです(呼び鳴きの件に限らず)

呼び鳴きと思ったら、一人で鳴いて遊んでるだけだった

ちょっと番外編みたいな内容なんですが、鳥さんが「もしかして飼い主を呼んでる!?」って思ったら、単に一人でリサイタルしてただけだった…みたいなのあります 笑

我が家の鳥さん、部屋に自分しかいないと楽しそうに鳴いてる時があります。
夕方になるとお気に入りのおもちゃをカチャカチャしながら鳴いたりしています。

昼の放鳥時間に人がいないので、「なんで!?放鳥時間だよ!」みたいなアピールで呼んでる時もたしかにありましたが、今はそういうのもなくなりました(昼の放鳥時間をランダムにしたので)

こういうのもあるので全ての鳴き声が飼い主を呼んでるわけじゃないというのは知っておくと、もしかしたらお役に立つかもしれないと思うので書いておきますね

ルールを守ることが大事

この「決めた合図」は次第にお互いの「ルール」になっていきます。

ルールとして決めたことは、かならず守ってください。鳥さんと人は言葉が通じない分、こういったルールは非常に重要になってきます。信頼にもつながります
ですから決めたことは、守る。これは大事にしてください

上にあげたことを、家族が複数人いる場合は共有して一貫したルールとして決める、守ることが大事です。

方法が統一していないと、鳥さんは混乱するし戸惑ってしまうので必ずルールとして家族で守りましょう

最初はうまくいかないことも

今まではこれでOKだったものがOKじゃなくなると、「なんで!?」って鳥さんも戸惑うかもしれなせん。

対策を始めた最初は鳥さんも理解できなくて「なんで!?」ってなると思います

人だっていきなりルールが変更になったらそれに適応するのって大変じゃないですか?しかも言葉が通じないので「変わったよ」って言ったってわかりません

あ、こうしたらいいのか!って理解してくれるまでに少し時間がかかる場合もありますが、根気強く続けてみましょう。
1週間やってみて効果がでないようなら、それはおそらく伝わってないので人側の行動を見直してみる必要があると思います

うまくいかない場合にはバードトレーナーに相談することをオススメします

そのほか

フォレイジングも有効

物理的に見えなくする

物理的にお互いを見えなくすることも解決の1つになることがあります。見えるから構って欲しくて鳴くという子には有効な場合もあります

ケージと人との間にカーテンや仕切りを作って見えなくする。
ただし何か用事や要求があって呼んでる場合には応答します

鳴いたら返事をする

これは私だけかもしれませんが(笑)、鳴いたら返事をするようにすると鳥さんの大きい声も気にならなくなりました。
我慢するのではなく自分も言うようにしたらすごく楽になったんです

自分も我慢しなくていいので気が楽になったのかも。解決にはつながらないかもしれませんが、鳴き声で悩んでる場合はやってみるといいかもです

暇な時間をなるべくなくす

それから、暇なので構って欲しい!と言ってる場合ももちろんあります

おもちゃを入れたり、フォレイジングを設置するなどの夢中になれることを考えてあげることも大事です。
基本的にケージの中で過ごすというのはどうしても退屈しがちですから、人側が楽しいことを考えて提供する必要があると思います

私はなるべく一日が楽しいものになるように、時間を決めてアクションを起こすようにしています
10時すぎになったらフォレイジングを用意してケージに設置、お昼は野菜をあげつつ日光浴(網戸越し)、午後は放鳥して、そのあとは残りのフォレイジングで遊んだりウトウトしたりして、夕方~夜に放鳥、就寝…といった感じの日常を過ごしています

セミナーを受けてみる、個別相談を申し込むのも手

鳥さんのセミナーに参加するのもオススメです。
呼び鳴きのテーマで講座をしている場合もあります(常に行っているわけではないので開催時期の確認が必要です)
よきヒントがもらえると思います(/・ω・)/

セミナーも個別相談も、今は対面のものとzoom等のサービスを使ってオンラインで行うものとあります。詳しくはトレーナーさんに聞いてみてください
個人的にはバードコミュニケーションのレッスンがオススメです

困ってるなら、一人で悩まず人に相談しましょ

我が家の呼び鳴きエピソード

我が家も最初は鳴き声に悩まされまして。というのもお迎えした最初はとにかく鳴きまくるのでノイローゼになってしまい。。。。
これは呼び鳴きではなく単純に楽しくて鳴いてるだけなので対処、というものはありません。できるとしたらアクリルケースにケージを入れるくらいでしょうか。

アクリルケースも自作で作りましたが効果のほどは、さほど、、、、(汗)
声のボリュームを2割カットといったところでしょうか。効果はあまり期待しない方がいいですね

私の方も次第に慣れてきたので今はあまり気にしていませんが、お迎えするならいくら鳴いても近所に迷惑がかからない環境、あと自分の慣れも重要なのだと再認識しました

最初の頃はエネルギーも有り余ってるのでとにかく構って欲しい!とアピールも多かったです。姿が見えなくて呼び鳴き、もありました

扉をガシャンとしたら構うルールなので、仕事をしていても呼ばれたら構いに行き…。
同じ部屋で仕事をしているので、呼ばれたら行くしかなかったのです…
キミの要望ななんだろうか~?遊んでほしい?お腹空いた?窓を開けてほしい?この場所は嫌?など考えながら要望を満たし、また仕事に戻っては呼ばれ…を繰り返していました

1歳から2歳くらいが特に激しくて、人間に例えると10代後半から20代前半くらいの一番エネルギッシュな時期なので人が困る行動をすることが多い時期です

すごく大変なので悩む人も多いと思いますが今だけ、と思ってしっかり向き合ってあげて欲しいと思っています。
向き合ってあげるというのは困っているならば上に挙げたトレーナーさんに相談してみるのもそうだし、なぁなぁにせずその子にしっかり向き合ってみる

その子との付き合いに今後に影響すると思っていますので、しっかり考えたいところだと思っています

で、現在。

現在4歳ですが3歳すぎたあたりからぐっと落ち着いてきて、今までの苦労はなんだったんだろうという感じになりました。エネルギッシュな時期を抜けたんですね

あんなに鳴いてたのもほとんどなくなり、静かになりました(!)今はとても静かでたまに存在を忘れます 笑
個体差はありますからみんながそうなるわけではないでしょうが、我が家はそんな感じです

エネルギッシュな時期を過ぎたから、というのもあるでしょうが呼んだら人が来てくれるという安心もあるんだと思ってます。
あとなるべく暇と感じないように、フォレイジングを作って設置するなども役に立っていると思います

今は特定の時間で構うので(朝➔お昼前くらいにフォレイジングを設置➔お昼に野菜をケージにセット➔午後放鳥➔夜放鳥というスケジュール)、それでOKみたいです

それ以外で構って欲しい場合はかまってくれーアピール(ケージの中を忙しく移動する)をするので構いに行きます

オススメ書籍紹介

こちらの書籍にも解決方法が記載されています。バードトレーナーの柴田さんが書いた本です
とても勉強になりますので呼び鳴き以外でも悩んでる、またはこれから悩むかもしれないから読んで知っておきたいという方にもオススメです

国際インコオウムコンサルタントの石綿美香さんが監修した本もオススメです
新しい本(2023年6月発売)なので最新の呼び鳴きに対する対応方法が掲載されています
他にも具体的な呼び鳴きのケース(不安、退屈、ケージから出たい、など)への対応方法も載っています

他にも鳥さんと暮らす上で知っておきたい話がたくさん載っているので、持っていると「こんな時どうしたら?」という時にパッと見られて助かると思います

とてもいい本なのでぜひ

まとめ

  • 「呼び鳴きは無視をすればいい」というのは誤り
  • 「合図」を決めよう
  • 姿が見えなくなるときは返事をする、声をかけてから移動する(個体によっては逆効果の場合もあります)
  • 仕切りやカーテンで見えなくしてみる
  • 暇な時間をなくすようにおもちゃや夢中になれるものを探す

ここに書いたのはあくまで一例で、個人的な意見をまとめたもの、というのは最後に言っておきます。
いろんな子がいますからこの方法ではうまくいかない場合もあります。
そういう場合には先に紹介したバードトレーナーさんに相談してみるといいでしょう

その子の個性を聞いて、見て、どうするのがベストか一緒に考えてくれます。早めに相談した方がお互いに辛い思いも経験もしなくて済むので解決も早いです
私がここに書いていない方法もありますしそういうのを提案してくださると思います

この記事が悩んでる方の一助になりましたら幸いです

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