こんにちは、ぽんずです
今回はペレットを食べてもらうには?です。ペレットの「切り替え」とよく言いますが、ペレットだけを食べるわけではないので、ここでは「切り替え」という言葉は使いません
インコさんの食の幅を広げるために、ペレットを食べてもらうための方法をいくつか解説していきます
ペレットを食べてもらうには
ペレットって、嗜好性が低いの?
よく「嗜好性が低い」と言われますが、私はそんなことはないと思っています。
ペレットが好き、という鳥さんもいるくらいなので、嗜好性が低い、、、、のではなく、鳥さんの好みに合わなかっただけ、なんていうのもあるのかなと私は思っています(/・ω・)/
なので好みに合うペレットを見つければ食べてくれると思います
我が家もたくさん試して、その中で食べてくれるペレットはいろいろありました。
今は飽きて食べなくなってしまったりいろいろあったので、ハリソンとベタファームの2つに落ち着いています
実際食べてみると「これ美味しいな」っていうペレットありますよ 笑
シリアルみたいな味がして、牛乳かけたら食べられるんじゃないの?とか思いますw
ラフィーバーは美味しいですね、ハリソンはお茶みたいな味、ベタファームは食べてないけどナッツ臭がして美味しそう。
気になったら食べてみるのもありですよ(笑)
ペレットメインにするのは大変?
まず、シードを食べてきた鳥さんからしたら皮をむかずにそのまま食べられるペレットというのはシードと似てないしなんだかよくわからない物体だと思うんですよ
なのでそれをまずは食べものと認識してもらうこと、次に食感やサイズがいろいろあるので、その子が好きな食感、味、サイズを探すことが大事です
それを探すのにお金と時間がかかりますね(;^ω^)
大抵は好きなペレットが見つかりますが、見つかるまではお金と残ったペレットが無駄になる…とは思います
しかも鳥さんが好きと思ってくれるペレットほどお試しがないんです(泣)
なので清水の舞台から飛び降りるつもりで大袋をえいやっと買ってチャレンジして欲しいとは思います(/・ω・)/
食べるようになるまでに時間がかかる場合もありますが、あきらめずにあげ続けることが大事です
ペレットを食べてもらうことのメリット
療法食の存在
ペレットには肝臓が悪い子、腎臓が悪い子、シニア用、ダイエット用などの療法食があります(※ラウディブッシュのみ、病院で処方されるものなので普通には買えません)
なので我が家はラウディブッシュは常食ではないですが、一応食べられるようにはしています(※無理に食べられるようにした方がいいわけではないですよ)
シニアになった時に食べられると安心
上記の理由のほかに、消化が悪くなってきたときにも消化がペレットの方がいいのでそういう意味でも食べれらるといいですし
挿餌状にして食べられると自分で食事が摂れなくなった時にもあげることができます
鳥さんに必要な栄養がしっかり摂れる
必要な栄養が摂れることは非常に大事です。特に毛引きをしている子の場合、精神的なものではなく体内の病気から毛引きをしている場合もあるそうです
(病院で診てもらうのをオススメします)
なので栄養面、体調面での心配をクリアするために、ペレットを食べた方がいいという話もあります
他にも異食(ひもとか木の破片とか土とか食べてしまうこと)の子の場合も、栄養不足の可能性を心配してペレット食を勧めています(これはあくまで私の個人的な意見ですが)
それ以外の鳥さんも、栄養面の心配がなくなることは非常にいいことですよね
消化不良を起こす子にはペレットを
消化が弱くて未消化便をしてしまう子や、サザナミインコはシードだと消化できずに未消化便をする個体が多いそうで、そういう子にはペレットがオススメです
ペレットの方が消化がよく胃に負担がかからないのだそうです
ペレットを食べてもらうための方法
さて、本題です
先にも書きましたが、とにかく飼い主さんの根気が必要です。
あっさり食べてくれる場合もありますがまずはうちの子が好きなペレットを探すことが大事です
最初に試すのにオススメのペレットは?
私個人は、最初にオススメするペレットとして、ラフィーバー、ハリソン、ラウディブッシュを勧めています
ラフィーバーは嗜好性が高く、好きな子食べてくれる子が多い印象です、ハリソンも同様に食べやすいようで食べてくれる子が多いです。ラウディブッシュは療法食がある関係で勧めています
少し大きめの粒のものを買って、それで食べないようなら砕いて細かくしてあげるといいです。粒が小さいものを最初から買ってしまうと、大きめが好きだった場合に対応がきかないので大きめの粒を買って砕く方法を勧めています
最初は食べなくてもずっと見せ続けることも大事です。めげずにあげてみてくださいね
ラフィーバー
ラフィーバーは柔らかめで食べやすく、食べてみるとわかりますがおいしいです(笑)
香りもいいのではじめての子でもとっつきやすいと思います
他にペレットをフルーツと一緒に固めたおこしタイプのものもあります。ペレットを食べてもらうのに最適と言われている商品です。こちらもオススメ
ハリソン
ハリソンは食べてみると薄いお茶のような味がします。こちらもさほど硬くなく食べやすいです。オーガニックなのでその点でも強くオススメしたい商品です
ただし、保存料不使用のため開封したら6週間以内に食べきる必要があり、1羽飼いならばまず食べきれないので、小分けにして真空パックにして保管しています
そのためちょっと保存が面倒な点があります。しかしオーガニックは非常に魅力的です
ラウディブッシュ
こちらは療法食があるので食べられるようにしておきたいという理由もありますが、一番ポピュラーなペレットだと思います
ズプリーム
他にズプリームもオススメです。先に紹介したペレットはナチュラルな無着色のペレットです。ズプリームはナチュラルもカラーペレット(色は鳥さんに無害な材料で着色されているそうです)もあり、フルーツの香りでそそられる鳥さんも多いでしょう
種類も豊富なのでいろいろ試してみるもの楽しいと思います
そのほかいろんなペレットがあります。こちらの記事にて詳しく説明していますので、是非こちらもご覧くださいね(/・ω・)/
鳥さんにも好きな味、好きなサイズがあります
次に、鳥さんにも好きな味、好きなサイズがあります。味に関してはいろんなペレットを試すでいいのですけど、大きさに関しては同じペレットでもいろんなサイズを買ってみる必要が出てきます
少し大きめサイズを買って、食べないようなら砕いてあげてみるのがいいのではないかと思います
小型の鳥さんならば足で持てないためそのまま食べることになるので、少し大きめを買って砕いたものとそのままのサイズのとを両方あげてみるといいでしょう
ちなみに我が家のあんずさんは、ちょっと大きめが好きなんです
ハリソンもスーパーファインではなくファイン、ラウディブッシュもニブルスではなくミニ。
サイズを間違うとさっぱり食べないので、嫌いなのかと思いきや実はサイズが小さいのが嫌なだけという(;^ω^)
あと香りのあるペレットを嫌いますのでズプリームはNG、シッタカスやヒギンズ(インチューン)もダメでした
中型以上の鳥さんの場合、よく手で持って食べて欲しいから大きめサイズ、なんて聞きますが実は鳥さんからしたら小さいサイズのが食べやすい、とかありますので、そういう意味でも両方試して欲しいですね(/・ω・)/
手で持って食べるのが好きな子もいるし、そうでない子もいるので鳥さんの様子をよく見ていろいろ試してみるのをオススメします
好きなペレットを探しているうちに、どのサイズが好きとか傾向がなんとなくわかってくると思いますでそれで絞っていくのがいいかと思います(/・ω・)/
まずは見せてみる
新しいペレットを買ったら、まずは放鳥時に見せてみましょう
次に指からあげてみる。指からなら食べる子もいます。食べたら褒めましょう!
それで食べても食べなくても餌入れに入れるようにします。最初は食べなくても餌入れに入れて見せておくことが非常に大事です
3か月は入れておくようにしてください。食べ物とわかれば食べてくれるようになります
我が家は最初の頃に3ヵ月入れ続けて、ようやく食べるようになりました
シードにふりかける
味に慣れてもらうためにシードに振りかけてまぶしましょう
味を覚えること、少しでも口に入ることが大事です
ペレットだけのエサ入れを、ケージの高いところ、またはいつもいる止まり木の近くに設置する
これは非常にオススメです。それだけで食べてくれるケースが多いです
騙されたと思って一度やってみてください(笑)私もショップが入れてくれたプリントで知って実践してみましたが、食べてくれたんです…!!
他にも何名かにこの方法をオススメしましたが食べてくれた!という報告を何件もいただいております(本当)
ケージの高い位置に餌入れを設置するのがポイントです
とにかくいろんなペレットを試してみて
いろんなメーカーからいろんなペレットが出ていますので、まずはいろいろ試してみるのをおすすめします
ペレットは味が単調になってしまうので、できるだけいろんな食べられるペレットを探して餌入れに混ぜる、または日替わりであげる種類を変えて飽きさせない工夫も必要です
ちなみにずっとあげていると味に飽きて食べなくなる場合があるのでそうなったら一旦そのペレットはやめて、また忘れた頃にあげてみると食べてくれたりしますよ
以前書いたペレットを食べてもらうための方法の画像も置いておきますね
ペレットを食べてくれたら?
意外とペレットは上記の方法で食べてくれるようになる子が多いです。好きな味が見つかれば早いです
で、問題はここからです
食べてくれたけど、ここからどうやってペレットメインにしていくの?という方が多いと思います。これが難しいですよね
まず、シードのが美味しそうなのにペレットオンリーは可哀想、という方多いのですが。
「オンリー」にする必要はないんです
ペレットメーカーも、全体の食餌の7割食べればいいとアナウンスしています。なのであとの3割で野菜やシードなどをあげればいいですね
もしくはペレットは6割、5割(シード他と半々)という方もいます
どうやってペレットメインに変えていくのか?
答えは「餌入れの中のペレットの割合を徐々にあげていく」です
最初は3割、しばらくしたら4割、5割…と割合をあげていきます
もしくは昼のごはんはペレットだけ、夜にシードを足す、という方法もあります
このペレットをメインにしていくのが難しく、ペレットの割合をあげたら食べてくれない、なんて話も聞きます。
でも食べてもらいたいので、鳥さんの体重と相談しながら徐々に割合を増やしていきましょう
この時、餌入れには一日に食べきれる量のごはんしか入れません(食餌量の割り出し方は下記を参照)
それ以上入っていたらシードを全部食べて終わりになってしまいますから
食べていないようなら夕方にシードを足しましょう
食べなくて体重が減ってしまうというならばシードを足して体重を調整するのも大事です
ただ、なるべくペレットを食べてもらえるように仕向けてください
鳥さんは当然美味しいし食べ慣れているシードを食べたがります。しかしそれに負けずにペレットが主食なんだよ、と教えていく必要があります
飼い主さんとの我慢くらべです。
わかってくればそういうものとしてペレットを食べてくれるようになりますよ(/・ω・)/
我が家も、ペレットを口にしてくれるようになるまで3ヵ月くらい、そのあとペレットメインにするのに半年から1年かかりました
今は普通にペレットもバリバリ食べます。シードのが好きだけど、ペレットも特に嫌いとかそういうことはなく、主食としてちゃんと認識されてます
食べてくれるペレットが見つかれば、時間はかかりますがペレットをメインにすることはできます。諦めずに頑張りましょう!
食餌量の割り出し方
①朝エサをあげるときに測ってあげます(この時は少し多めに入れておくといいと思います)
②夜、または朝にシードの殻を吹いて残った分を測ります
③前日に測った重さから残りの重さをひきます
④するとその子が食べた量がわかります
これを一週間繰り返し、平均を割り出したものがその個体が必要な餌の量になります
ペレットを渋々食べているだけ?
「そういうもの」としてって、諦めてペレットを渋々食べているだけでしょう?と思われる方もいると思います
案外そうでもないです。ペレットが好きな子がいることもそうですし、食べものと認識していれば食事の選択肢のひとつとして入るようですよ
ハリソンだけを入れたエサ入れをケージ上部に設置していますがポリポリ食べてなくなるのが早いです。下のエサ入れで食べるより動かなくていいしすぐ食べられていいのかもしれません 笑
あと、シードの価値があがるので、おやつやご褒美としてシードをあげると喜ばれます。我が家はケージに帰る際のご褒美として粟穂ボール1個をあげています
粟穂に目がないのです(笑)
ペレットとシードと両方とうまく付き合えたら、鳥さんの食の選択肢の幅も広がるので是非両方食べられるようにしたいものですね
どのくらいのスパンでやればいい?
まずは大体2~3カ月くらいを目安に取り組んでみてください
人によっては半年かかったという方もいるのでとにかく長いスパンで見ることが大事です
鳥さんが食べているようならペレットの割合をあげていく。食べていないようなら割合はそのままにして、手であげたりいろいろ工夫してあげてみてください
とにかくこの移行期間でうまくいかずあきらめてしまう方が多い気がします。とにかく飼い主さんの強い気持ちと根気がいります
諦めないで工夫すること、あと難しいようなら鳥友さんに聞いたりSNSで聞いてみるのもいいです。もちろん私の飼育アカウントで聞いてもらってもかいまいせん(/・ω・)/
がんばりましょう
どうしても食べてくれない…
食べてくれなくてもずっと見せ続けることで1年後に食べてくれた、なんて話も聞くので、諦めずにあげ続けて欲しいとは思います
ですがどうしても食べないならば、シード食で足りないビタミン類はネクトンS等のビタミン剤で補うことができるのでそちらでもいいと思います(n*´ω`*n)
その子に合わせた食事も大事ですよね
ペレットをメインにしているならばビタミン剤は不要です。むしろビタミンが過剰になってしまうおそれがあるので(特にサプリのビタミンは水溶性ではなく脂溶性のため、脂に蓄積されていきます)、あげない方がいいといわれています
まとめ
長くなりましたが、ペレットをただ食べてもらうだけなら比較的簡単です
その先のペレットメインにすることができなくて悩まれている方が多いのではないかと思います。ペレットを食べてもらうと心に強く決めて挑むことが大切です
ちなみに我が家はペレットとシード7:3くらいの割合です。一日にあげるごはんの量は測ってあげているのでちゃんと全部食べ切っています
ペレットメインにする方法はいろんなサイトでも解説されていますので、是非それも参考にしつつ頑張ってくださいね(/・ω・)/
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