こんにちは!ぽんずです
今回は鳥さんと楽しむトレーニングゲームの基本から、鳥さんとの関係改善の話まで広くいきます。全部別々の話に聞こえますが実はつながっているのです!
ターゲットタッチトレーニングで鳥さんとの関係を改善しよう!
鳥さんとうまく関係を築けないでお悩みの方も多いと思うんです
鳥さんが手を怖がるとか、手を出したら噛んでくるとか、威嚇されるとか、そういうお家も多いのではないでしょうか
今回はそういう鳥さんと関係を築くための「トレーニング」についてご紹介していきたいと思います
トレーニングと聞くと、「え?鍛えるの?」「え?鳥さんをしつけるの?」「鳥さんに無理やり何かをさせるの?」など思われると思います
トレーニングとは
トレーニングという名前で呼ばれていますが、まず「トレーニングをするのは鳥さんではなく飼い主さん」の方だと思ってます
トレーニングのしかたを覚えて実行するのは飼い主さんです。
鳥さんは教わる側、と言えばいいのでしょうか。ではトレーニングをするとどんな効果があるのか?
などがあります
「トレーニングなのに、鳥さんと遊べて楽しい??」とか思われたかもしれません。
トレーニングという名前だけど、要は鳥さんとする「遊び」なんです
「遊び」を通じて一緒に遊ぶことで関係を深めたり改善したり、それに伴って問題行動が改善できるというわけですね
で。その「遊び」のルールを考えて、教え方を段階で分けて、それを鳥さんに教えていくのが飼い主さんの役目なんです
今回はその中のターゲットタッチについて解説していきますね
トレーニングの前に、「行動学」について知ろう
トレーニングの前に、行動学の基本についてご説明していきます。
これって必要?と思われる方いるかもしれませんが、鳥さんとの関係改善や今後一緒に暮らす上で知ってるとすごく役に立つことなんですよ
行動学の基本とは
A 事前の状況(行動の直接的なきっかけとなる事象)→ B 行動する→ C 直後の結果
の3つです。
これは「応用行動分析学」の理念に基づいており、上記に書いたABCは、人で例えるなら「A 寒い→ B 上着を着る→ C 暖かい」など、Aは行動の起源になるもの、Bはその直後にする行動、Cは行動をした直後の結果 です
これはいろんなことに当てはまります。
暑い→上着脱ぐ→ちょうどいい とか、A よく見えない → B メガネをかける → C よく見える など。
このCが「いい結果」だったならその行動の出現率はアップします。だっていい結果だったから。
例えば美味しいご飯屋さんに行って、美味しかったらまた行こう、ってなりませんか?そんな感じでしょうか
鳥さんで例えるなら「A 飼い主の姿が見えた → B 大きな声で鳴く → C ケージが開いた(出られた)」とか、「A ターゲットが出現 → B (ターゲットに)タッチする → C おやつが出る」みたいな感じでしょうか
これが反対に自分が望んでいない結果ならその行動は減少します。望まない結果ならばまたやろうとならないですものね
行動分析学はもっと深く研究されてるしもっと深い学問…科学なんですけど簡単に説明するとそんな感じです
問題行動の改善に応用行動分析学やトレーニングがなぜ役立つの?
なんで?と思っている方多いと思います。私もずーっと不思議でした
理解できればなんてことないけど、繋がりませんよね笑
先に言っておくと、私も応用行動分析学についてすべてを知っているわけでも、どこかで勉強したわけでもありません。本を読んだり鳥さんのセミナーに出たりして話を聞いただけです
飼い主さんたちの中で行動学についてちょっとだけ理解してる人と思ってください(;´∀`)
上に応用行動分析学の基本のABCを書きましたが、これに鳥さんの問題行動をあてはめてみましょう
あくまで一例ですが
A (鳥さんの前に)手を出す → B 噛みつく C → (痛くて)手が離れる
これを鳥さんの目線から見ると
A (いきなり目の前に)手が来た → B 近づかないで!ガブっ! C →手が離れた
となります
手を噛んだら、手が離れた。近づかないでと思ってたから、やった!嬉しい
では次からこうすればいいのね!と鳥さんは思うでしょう
嫌だと思って手を噛んだら手が離れた。手が離れたことは鳥さんにとって「望ましい結果」(嫌と思ってたものが遠ざかった)ですよね。では次もこうすればいいんだと思うのは自然な行動です
では、どうしたらこの結果は起こらないでしょうか?
まず、「行動分析学」とは、「行動」を「分析する」「学問(心理学にあたるようです)」です。行動の直後に何が起こったかを分析してみましょう
この場合、「手を鳥さんの目の前に出したらその直後に噛まれて、手が離れた」
次に行動(Aの部分)を変えてみましょう。鳥さんへのアプローチ方法を見直します
手を噛まれないように改善するのに一番手っ取り早い改善方法は、「手を近づけなければいい」ですね
A 手がこない なので次につながる行動は起きません。
でもこれでは鳥さんに手を近づけられないですね。次はゆっくり手を近づける方法を試してみましょう
A ゆっくり手を近づける → 鳥さんは後ずさりしてる、または威嚇してる、クチバシを開けてる、逃げようとしている 手がさらに来た→ B 噛む → C 手が離れた
鳥さんはゆっくり手を近づけたら、噛むまでにちゃんと「嫌」というサインを出してました(青字の部分)。人側が行動を変えたことでそれに気づきました
鳥さんの出しているサインを無視して手を近づけた結果、Bの噛む行動につながったようです
では、それを受けて人側はどうしたらいいでしょうか?
まず人側の行動です
A 手をゆっくり近づける → B 後ずさりするなどのサインが出た → C 鳥さんからのサインを読んで手をひっこめる(噛まれない、痛くない)
次に鳥さん目線
A 手がゆっくり近づいて来た →B 後ずさりした → C 手がいなくなる(嫌というメッセージが伝わった!)
鳥さんの出している「嫌」というサインを読み取って、手を引っ込めたので噛まれることなくなりました。
鳥さんも自分の出した嫌というサインを人側が読み取ってくれたので、噛むという強い手段に出なくてよくなりました
これによって、鳥さんは「自分の嫌というサインが人側に伝わったのでそれ以上強い噛むという行動をしなくて済む。イヤなことをしないので人への信頼度がアップ」
人側は「鳥さんからの嫌のサインを読み取ることにより、噛まれることを回避できる。鳥さんからも信頼度がアップ」
します
…ちょっと説明がうまくなくてわかりにくいかもしれませんが、A(きっかけ)を変えることでB(行動)を変えることができました。このように何が起きていたかを分析し、変化させることで望ましい結果にすることができるわけなんです
とってもシンプルだし、私たちもいつも生活の中で無意識にしてると思います。
簡単に言うと、この理論を使って対策を考えて行動すればおのずと問題行動を改善することができるというわけですね
行動学にはもっといろんな理論があるんですが、すっごく簡単に説明するとこんな感じです。
もっと深く学びたいという方は「行動分析学入門(杉山尚子 著)」や「うまくやるための強化の原理(Karen Pryor (原著), 河嶋 孝 (翻訳), 杉山 尚子 (翻訳)」をオススメします。
それと一緒に鳥さんの行動学のセミナーに参加するといいですね
先に少し書いたサインの話。こちらにて詳しく解説しておりますのでよければご覧になってください。ボディサインをちゃんと読むことができれば、鳥さんの嫌がることをしなくてよくなるので鳥さんとの関係向上につながります
信頼関係を築くための方法としてタッチトレーニングとボディサインを読むことは非常に重要です
ターゲットタッチトレーニング
トレーニングは応用行動分析学の理論の1つ、「正の強化」を用いて進めていきます。
正の強化によるトレーニングの教え方の基本は
キュー(合図)→(鳥さんが)行動する→望ましい行動ならマーカー(OKの合図)→おやつが出る(いいことがある)
というシンプルなものです
おやつというわかりやすい「メリット(ご褒美)」があることでその行動をまたやろうとしてくれます
「おやつ(いいもの)をまた得るためにはどうしたらいいのかな?」と鳥さん(動物)に考えて行動してもらい、それが正解(望ましい行動)ならマーカー(OKの合図)を出しておやつ(ご褒美)をあげます
そうして遊ぶうちにその行動の出現率を上げる(強化)というのがクリッカートレーニングです
これをターゲットタッチに当てはめます
ターゲットを出す(合図)→鳥さんがターゲットにタッチする→音を鳴らす(OKの合図)→おやつがでる、褒める(よいことがある)
となります
タッチするだけなのでケージ越しでもできるし放鳥中でもできます。
すっごーくシンプルなトレーニング(ゲーム)です
この時大事なのは「鳥さんから近づいてくれること」。
鳥さんが自分から何かすることにとても意味があります。自分で「できた」ことは自信につながります
人が無理にさせるのではなく鳥さんの自主性を大事にしましょう
ケージの中でターゲットタッチやってみた
— ぽんず@鳥さん飼育お役立ち情報 (@ponzu_shiiku) May 5, 2021
ターゲットタッチはケージの中でできるしとっても簡単。鳥さんとの関係を深めるのにも役に立ちます٩( ‘ω’ )و#あんずとトレーニング#バードトレーニング#ターゲットタッチ pic.twitter.com/AHHkcuH9Zg
できるようになるとこんな感じで自分からタッチしに来てくれます。シンプルなゲームですが一緒にできるととっても楽しいです
用意する物
①ターゲットにする対象物(なんでもいいです)
写真にも載せましたが置物でもぬいぐるみでもなんでもOKです
ちなみに棒状のものは発情しちゃう鳥さんいます(ラブバ女子に多い)
その場合は発情しないものをいろいろ探してみてください。
(写真は棒状のものが多くなりましたが、本当になんでも。タッチしやすいものがオススメ)
YouTubeの方にいろんなものでターゲットタッチやってみた動画アップしました
②クリッカー(あれば望ましい)
声でも大丈夫ですがクリッカーが使えるならそっちのがいいかも。
タッチした瞬間にクリック!しましょう
よく使われているクリッカーはこちらです。我が家もこちらを使用しています
なぜクリッカーが必要かというと、正解を伝える合図が必要だからなんです。
相手にどの動きが正解だったかを伝えるために、音が出る道具(=クリッカー)を使って音で正解を伝えています。
音が鳴ったタイミングにしていたことが正解と理解するので、ちょっとでもタイミングがずれると間違った行動が正解と伝わることになります。
そのために素早く押せる「クリッカー」が使われることが多いです
ほかにもボールペンのカチッ!って音でもいいですよ~
クリッカーという言葉自体が「音が出る道具」を指すのだそうです。なので音が出ればなんでもいいんです。
声なら「そう!」とか「はい!」とか「good!」など、短いワードで言いやすいものがいいですよ~
最初は声で始めて、慣れてきたらクリッカーを購入されるといいと思います
③おやつ(その子が一番好きなものを用意しましょう)
食べすぎにならないようにあらかじめあげる量を決めておき、それがなくなったら終了と決めるといいです
一日のご飯の量を決めてあげてる家庭も多いと思いますが、その中からおやつ分として取り分けてあげるといいですよ(/・ω・)/
(※おやつはその子の好物をあげてください。特に最初ならたくさんいい印象をつけたいので特に好物が望ましいです。慣れてくれば他のおやつでもやってくれるようになります)
※写真のご褒美はこれ全部で1回分じゃないのでご注意ください。あくまでご褒美は何をあげてるかの参考写真です
本当はトレーニングを始める前に、「チャージング」といってクリッカーや掛け声の合図が鳴るとおやつがもらえる(いいことがある)と関連付けをするのですが、この記事では割愛しています。
解説してる動画はこちら
①まずは鳥さんにターゲットを見せてみる
まずは鳥さんにターゲットを見せてみましょう。最初ならケージ越しで行った方が鳥さんも安心してできると思います。ケージは鳥さんの大事なパーソナルスペースですからね。
ケージの中(安全地帯)のが安心してできると思います
怖がって逃げるようならまずはターゲットを遠くから見せましょう。見てくれたらおやつをあげます
ここで大事なのは最初の出会いで怖がらせない、が大切です。必ずターゲットは緊張しない遠い位置から見せましょう。
鳥さんが後ずさりするようならその地点で「ムリ!」ってことなので、そこよりちょっと後ろを起点にして始めるといいです
そうして徐々に近づけて、「これを見たらおやつがもらえる!だんだん楽しくなってきた!」という状態にしていきます。
怖がるようなら遠ざけ、怖がらないようなら徐々に近づけます。鳥さんの様子を見ながら慎重に行いましょう。焦りは禁物です。ゆっくりいきましょう
動画作ったのでよければこちらも参考にどうぞ
新しいおもちゃに慣れてもらうトレーニング
— ぽんず@鳥さん飼育お役立ち情報 (@ponzu_shiiku) February 28, 2022
クリック→声マーカーです。クリッカーの音と同じ役割です🤗#バードトレーニング pic.twitter.com/AVqyEQrEjj
②鳥さんにタッチしてもらおう
近づけて大丈夫になったら、対象にタッチしてもらいます。タッチをしたら合図を出します。
このとき、
人はタッチする対象を持ったまま動かない! 鳥さんが自発的に来てくれるまでぐっと待ちます。
上にツイートの動画を貼りましたが、見せておやつ、、とやってたら、途中で鳥さんが「前のめり」になったのわかりますか?
これが興味がある証拠です!これが「鳥さんが自発的に来てくれる」です
この時に人が動いちゃうと鳥さんもびっくりしてまた最初からになってしまうので、じっと動かず待ちます。これはどのトレーニングをする時にも基本の動きになります
鳥さんの「自発的な」動きを大事にすることで、自分で「できた!」という自信につなげていきます
前のめりになった、タッチしそう、タッチできた!→都度合図を鳴らしてすぐにおやつをあげます。
一緒にたくさん褒めてあげるといいですよ~!褒める時は身振りはつけないようにして(怖がってしまう場合があるため)、声かけをたくさんしてあげると良いです
出来たらたくさん褒めてあげてください~!
トレーニング以外でも、鳥さんが「いい子」にしてたらたくさん褒めましょう。褒めることは人にも鳥さんにもたくさんいい効果を与えてくれますよ~!!
③これを繰り返す
これを繰り返します。何度も繰り返していると鳥さんも自信がついてきて行動が大きくなっていきます。行動が大きくなってきたというのは、自信がついてきたということです
こうして遊ぶことで鳥さんも人も一緒に「楽しい」を共有することができますね
毎日遊んでみて(トレーニングしてみて)ください(下の方にどのくらいの時間すればいいのかについて記載しています)。興奮するようなら一旦やめて、また別の時間にトライしてみてください
仲良くなるのは一日でできることではないので、日々時間があるときでいいので一緒に遊んでみてください。徐々に仲良くなっていくのを実感できると思います
動画で解説
こちらの動画を参考に是非ご覧ください。今説明したことが動画で非常にわかりやすく解説されています
チャージング→ターゲットを見せる→タッチ までの流れがしっかり解説されています
両方オススメなので両方ぜひ見てください。ターゲットにタッチするのかドラムにタッチするのかの違いです。
ドラムを教えるのにはタッチからの「押しこむ」動作が追加されています
ドラムをたたくのも、動画を参考に是非チャレンジしてみてください
教える際のポイント
クリッカーが怖い、または音が怖い、その両方
クリッカーが怖い場合はクリッカーを見せないようにタオルでくるむ、ポッケに入れて鳴らす、テーブルの下で鳴らすようにする
音が怖いようならば、こちらも同じくタオルで包むなどして音を小さくしてみる。
両方の場合もまずはクリッカーに対していい印象をつけたいので、まずはクリッカーの周りにたくさんおやつを置いて、クリッカーの周りでいいことをたくさん起こします
音が怖い場合は、音を鳴らしてすぐにおやつをあげます。ケージ越しに少し離れたところからクリッカーを鳴らして、すぐにおやつをケージ越しに手渡すのもいいです
音がするとおやつ(いいことがある)→音好き ってなって欲しい
上に貼った動画が非常に参考になりますので、是非ご覧ください。短いのですぐ見終わります
ターゲットを噛んでしまう
タッチできたよー✨
— ぽんず@ボタンインコ (@ponzu_button) November 9, 2020
短いスティックだと、それはそれで遊びやすいかなと思いまして…
徐々に定着させていかなくては#あんずとトレーニング#バードトレーニング pic.twitter.com/RxJePTEGWn
ターゲットを噛んでしまうというの、あるあるだと思うんですけど、噛んだ時にクリック(合図)ではなく「タッチ」した時に合図でお願いします
(動画では合図にクリッカーではなく声を使っています)
噛む行動が出る場合は、タッチする寸前に合図!
これは鳥さんをよく観察してないとできませんよ~!!タイミングが重要です。
噛んでから鳴らすと「噛む=正解」になっちゃうので、噛んでしまった場合は一度おやつを渡して次からクチバシをつける寸前にクリックを意識してください
早めにクリッカーならすことで、「あ、噛むんじゃないのね?」と伝わります。
そうするとその手前の小さな動き(クチバシを対象につける)にかわります
まず人が怖くて近づけない子の場合
ターゲットにタッチどころじゃない!という子の場合には、ケージ越しにそのままおやつを見せてしまいましょう
「おやつ食べたい→人に近づく→おやつが食べられる」ですね
粟穂やシードの穂が好きな子ならば穂をそのまま手に持って、ケージに近づけます。食べに来てくれたらOK!この時穂は長く持ちます。そうすると手が遠くなりますので鳥さんも近づきやすいです
慣れてきたら徐々に穂の長さを短くします。途中鳥さんが怖がって寄ってこないようならまた長くしてください(写真参照)
最終的にゼロ距離になるのが目標です。
鳥さんの様子を見ながら慎重に、そして気長にいきましょう。
3日でできる場合もあれば1週間、1か月かかる場合もあると思います
すると、、、、「手からおやつが食べられるようになった!」
これで次のステップに進むことができますね
手からおやつをあげると噛まれる、指からうまくあげられない、などの場合
その場合はスプーンに乗せてあげるなど手以外の方法であげるといいでしょう。穂を一口食べてもらうでも全然OKですよ
鳥さんの目の前におやつを置くでもOKです
皆様いろいろ工夫してるので他の人はどうしてるかなって見るのもいいと思います
一度にどれくらいの時間やったらいい?
あらかじめ用意したおやつがなくなるまで、または1分程度に留めるといいかと思います
(おやつは一日のごはんから少し取り分けておきましょう)
最初は30秒~1分くらいの短い時間からやってみましょう
最初覚える時は鳥さんも疲れてしまうので(新しいこと覚えるって人間も疲れますよね)、ちょっとずつ進めていきましょう
休憩を挟んでからまたトライしてみるのも全然ありですよ
最初は短すぎるくらいで終わらせると、「え?もうやらないの?」ともっと興味が引き出せると思います。鳥さんが自ら楽しめるようになるために大事なのは、飽きさせない事、無理強いしないこと
鳥さんが前のめりになって、もっとやりたいなーって言ってくるようなら時間を伸ばしてもOK。おやつの食べすぎにだけはくれぐれもご注意を(笑
ターゲットにタッチトレーニング 応用編
できるようになるとこういうことができるよという動画紹介です
今日はRTしたけどチップスターの蓋を渡るコザクラさんが可愛かったので、うちも!ってやってみました
— ぽんず@ボタンインコ (@ponzu_button) February 12, 2021
あんずさんも楽しそうでやってみてよかった😊トテトテ歩く姿がたまらなく可愛いです💓#今日のあんず2021#ボタンインコ可愛いぞ委員会#あんずとトレーニング pic.twitter.com/nBy91cBKIa
今日はこの3連リング(アスレチックと一緒に以前買ったもの)でターゲットタッチ✨
— ぽんず@ボタンインコ (@ponzu_button) April 4, 2021
3つ連続でなかなかくぐってくれなくて😅少しグダグダな様子も一緒にどうぞw#あんずとトレーニング pic.twitter.com/ulbZvuRZQh
下二つは、クチバシで棒にタッチ、あんよでタッチの練習をしたものです
「スティックにタッチ」ひとつ取ってもバリエーション豊かでしょ?応用することでいろんな遊びに発展していきます
うまくできない場合はバードトレーナーさんに相談してみる、セミナーに参加してみよう
うまく出来ないようなら一人で悩まず、バードトレーナーさんに相談してみましょう。相談料がかかりますがじっくり見て教えてくれるのでできなかったポイントもあっさりできるようになるかも。
人に見てもらって客観的に判断してもらった方が早く先に進めます
同様に鳥さんのセミナーが開催されています。今はオンラインでzoomを使って受けられますので非常にいいチャンスです。
セミナーの方では行動学の話と鳥さんとどう接したらいいのか、どう接すると鳥さんにより優しいのかなどの話が聞けます。
パワポを使って資料と共にわかりやすく教えてくれるのでスッと頭に入ってきますしもっと鳥さんのことが好きになれる、そんな素敵なセミナーです
(盛ってない?と言われそうですが実際にセミナーは人気でファンも多いですよ)(私も参加してます)
ALETTAインストラクター主催のオンラインの個別レッスンと、クロース真桜さんによるお悩み相談室(バードコミュニケーション)ができました
詳しくはこちらからどうぞ
オススメの本紹介
こちらの本にも人慣れしていない鳥さんとのトレーニングについて解説されています。
ほかに鳥さんの問題行動でお悩みの飼い主さんの悩みを聞いて、問題(ケージから出られない、毛引き、自咬、噛みつき、呼び鳴きなど)行動を改善、または解決していく実例がいくつも掲載されていて、読むと勉強になるし鳥さんへのアプローチ方法もわかって非常に参考になります
実際に取り組んでみた飼い主さんの声
ちょうどフォロワーさんで、生後3ヵ月くらいのボタンインコが噛みつくようになり困っており、トレーニングをはじめたことで改善されたとおっしゃっていたので、詳しくお話を聞かせてもらいました
うちのあおちゃんは11月上旬生まれの子なのですが、12月5日にお迎えし、その後1月頭くらいから強く噛むようになりました
自分でパーチに飛び乗れるようになった頃ですね。 結構強く噛まれるし、やめさせるすべもわからず、ホントにノイローゼになりそうだったんですが、ツイッターでは噛まないどころか、手の中でコロコロニギニギなんて動画があったりして、こんなことしたい!!というのがきっかけで自分も本格的にツイッターをやるようになりました。
その頃石綿先生の存在を知り、1月9日にセミナー参加しています。
その後、ケージ内からのトレーニングを根気よく続けて、1月16日のセミナー受講、2月12日はクリッカートレーニングセミナーと3回のセミナーを受けたのですが、この頃には距離感がすっかりわかり、噛まれることもなくなった上、徐々に信頼関係が増していったように感じました。
今でもたまに噛みますが、私もいつどういうタイミングで強く噛むのかということをあおちゃんを見てわかるようになってきましたし、まだ挿餌をあげている頃のようにカキカキもさせてくれるようになりました!
ホントに日々トレーニングをやっていますが、どんどん成長するのがわかります。楽しくて仕方ないです!
フォロワーさんは日々根気強くタッチトレーニングを続けた結果、こういったいい結果につながったということです
ぽんずさんのアドバイスもとても助かりましたとお言葉頂いちゃいました( ノД`)ウレシイ そうそう、できなくて困ってた時に声かけさせていただきました。他の方からもコツを教えてもらってからは更に上手くできるようになって、日々頑張られていましたよ
上手くできないと思ったら人に聞いてみるのも大事。私に聞いてもらってもOKですよ…!
貴重なお話、ありがとうございました!
鳥さんとの関係を改善するには?(まとめ)
…の、3つが実は非常に大事です。
鳥さんの出しているサインをしっかり読んで、それに対するアプローチ方法を考えるのは飼い主さんの役目。
手に乗りたくないなら、では止まり木やスタンドならどうですか?と鳥さんに聞ける余裕があるといいですよね。嫌なことを強要せず、代替案を探すことがコツです
それとは別に、トレーニングゲームを通して鳥さんとの信頼を深めていく。すると、人の手ももっと好きになってもらえますよ
この三つが揃うことで、初めて鳥さんとの相互理解が深まり信頼が築けていきます。道のりは長いですがわかりあえた時の喜びはひとしおです。頑張ってください!私も今までたくさん頑張りました(n*´ω`*n)私も一緒よ!
最後に
いかがでしたでしょうか。トレーニングについて語ると長くなるのでこちらの記事では鳥さんとの関係を改善するための方法について解説しました
もっといろいろあるんですけど、それについては「バードトレーニング」カテゴリにて解説してますのでそちらを是非ご覧頂けたらと思います
実際にこちらを行って鳥さんとの信頼を深めた結果、鳥さんとの関係が改善された、よくなった、というご家庭たくさんあります
たまに「ご褒美で釣ってるみたいで嫌」とか、「ご褒美をあげるのってなんか嫌だな…」とか言われるんですけど。
ではあなたはご褒美(よい結果)もないのに何かをしたいと思いますか?と思ってしまう私です(笑
非常にわかりやすいメリットがおやつ(ご褒美)なんですよね。ご褒美(プレゼント)がもらえるならやる!!っていう鳥さんも人もたくさんいると思うんです(笑
なのでおやつに対する認識を改めてもらって、是非チャレンジしてみてください。おやつじゃないものがご褒美という子ももちろんいます
うちは褒められる、注目してもらえるも「ご褒美」になるようです。すごい嬉しそうな顔します(笑
要は「モチベーションが上がるもの」なんでしょうね。うちの子は何が好きかな?って好きなものを是非探してみてください
好きなことは繰り返しやりたくなる、この間セミナーで聞きまして「なるほど!!」とすごく思いました。繰り返しやってくれるような楽しいことを、トレーニングに限らず増やせたらいいなと思いました
★今回の記事はALETTAバードトレーニング インストラクターのクロース真桜さんにご協力いただきました。真桜さんはとても知識が豊富で、今回の記事を書くにあたりいろんなことを教えて頂きました。本当にありがとうございました
真桜さんご自身もトレーニングついての解説動画を作成しており、後半にそちらの動画のリンクも載っておりますので、ぜひご覧くださいませ
鳥さんともっと信頼関係を築きたいという方、あわせてこちらの記事もどうぞ